お昼寝は怠慢ではなく、推進事項に変わってきています。

お昼寝と聞いてどんなイメージが沸きますか?

怠けている。さぼっている。おかしい。悪いこと。と感じてはいませんか?

お昼寝というと罪悪感を持つ人もいるかもしれませんが

「仮眠」と表現を変えると、どんな感じがしますか?

仮眠の研究は近年、急速に進んでいます。

なんと!「仮眠」を厚生労働省も働く世代に対して提唱しているのです。

代表的な実験はNASA(アメリカ航空宇宙局)が、宇宙飛行士の睡眠について行った実験があります。

この実験によると、昼に26分間の仮眠をとった結果、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がったというのです。

さらに、グーグルやアップル、マイクロソフトといった世界の一流企業も、仮眠スペースや快眠マシンを導入し、仮眠を推奨しています。

睡眠スペースを確保する会社も増えてきているようです。

コアワーキングスペースでも、みかけたことがあります。

小さな会議室に、パーティションを置いて、時間が決めてあり一回30分の予約制。簡易ベットがおいてありました。


アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、かつて「仮眠ができないような会社には来たくない」という言葉を残しました。


発明王のトーマス・エジソンも、夜の睡眠こそ一日4時間程度だったものの、その代わりに昼寝を1~2回とっていたようです。

お昼寝時間を取っている高校も増えてきましたよね。

集中力や成績が変わったという実績もでています。

仮眠は認知能力や注意力だけでなく、創造力をも高めます。

昼間の眠気は、午前中頑張った脳の疲れの表れです。そこで一度脳をクールダウンしましょう。

さらに、昼の仮眠は健康にもよい影響を及ぼすという実験結果があります。


2007年にギリシャ・アテネ大学のデミトリオス・トリホプロス博士が、昼寝と心臓病発症との関係性について調査を行いました。


ギリシャの成人を対象としたこの調査で、週に3回以上、30分間の昼寝をすると、心臓病によって病死するリスクが37%低下することがわかったそうです。


午後に仮眠をとると、血圧が下がるため、心臓病や脳梗塞、糖尿病の防止にもつながると考えられている。

睡眠は免疫力を上げてくれます。

★関連記事「安眠のススメ

〈参考文献〉

NASAも認める「昼寝」の驚くべき効果

https://diamond.jp/articles/-/112221


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