座りっぱなしの状態リスクについて

皆さんは日頃、定期的な運動など行っていますか?
学生の方であれば、通学時の歩行や授業での運動や部活動など、大人であれば通勤時にウォーキングを取り込んで積極的に身体を動かしている方がいるかと思います。
筆者は自宅から職場まで車で5分程度、普段は全く運動をせず、仕事もデスクワークのため日中は同じ姿勢で長時間座っている事が多く、運動不足を痛感しています。
先日、厚生労働省が「健康維持のために必要な運動量の目安」を発表していたのでご紹介させていただきます。

厚生労働省が発表した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によると、成人(18歳以上(高齢者を除く))は1日60分以上のウォーキングと、週に23回のトレーニングを行うのが望ましいとされています。
さらに座りっぱなしの時間が長いと死亡リスクが高まるとも指摘されました。
また、厚生労働省の調査では、運動量が多い人は少ない人と比べて、生活習慣病や死亡リスクが低いことが報告されています。
座りっぱなしの時間が長いと死亡リスクが高まると説明しましたが、日本の成人が平日座っている時間は、平均すると1日7時間もあり、(1日に座っている時間は、日本人が世界で一番長いそうです。)ガンや脳卒中、糖尿病につながる可能性があるそうです。
仕事中に運動を取り入れるのは難しいと思いますが、座りすぎのリスクを軽減するためには、30分に1回立つなどして、少し動いてみましょう。

身体活動・運動の量が多い方は、少ない方と比較して、循循環器病、2型糖尿病、がん、ロコモティブシンドローム、うつ病、認知症等の発症・罹患リスクが低いことが報告されています。
皆さんもぜひ一度ガイドをみて、運動量の目安に合わせて体を動かしてみてくださいね。

参考資料

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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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