この仕事忘れてた…!を防ぐために

この記事を書いている本日、暦の上では大寒波なのですが、出勤するために駐車場まで行くと車のフロントガラスがバリバリに凍っていました。
となると、その分霜取りに時間をとられ次の行動が遅くなるわけで、時間の余裕がないまま出社をするはめになりました。

余裕がなくなると、次にあの仕事をやろうと思っていたのに、電話をとるとすっかり忘れて別の仕事をすることなんてザラです。
なので、TODOリストは必須です(そして書いたことすら忘れるという凡ミス)。

さて、心理学界(?)では、より人の記憶に残らせる効果についての研究があります。
その名も「ツァイガルニク効果」です。
この研究はツァイガルニクというロシアの女性心理学者によって行われたものですが、同じ課題を複数のグループに与え、課題を完遂させたグループと途中で課題を中断させたグループを比べ、課題を途中で中断させたグループのほうが課題についてその残された課題のことを覚えていた、という実験に基づくものです。

なんとなく途中でやめた物事の方が終えてしまったものよりも気になって覚えているということはありませんか?
続きはwebで!というCMの続きが気になるのもこのツァイガルニク効果によるものだそうです。
これは恋愛面でも当てはまるそうで、中途半端に終わった恋の記憶がいつまでも心にひっかかるのも、デート中に別れの時間が来てもう少し一緒にいたいなぁと名残惜しく感じるのも、このツァイガルニク効果によるものです。

もう少し落ち着いて仕事をするためにも、このツァイガルニク効果を狙って、今日から少しだけ仕事を残してから帰ろうと思います(保険としてTODOリストを残しておこうと思います)。

参考サイト

アクセス日:2021/01/20

  • 人は未完成なものほど引かれやすい?ツァイガルニク効果を理解してユーザーの興味を喚起しよう
    https://ferret-plus.com/8613

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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