皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
外出を控えるよう外からも内からも言われ、今年の連休は家で過ごされた方も多いと思います。
私も、家にいてインターネットでショッピングサイトと睨めっこしていましたよ。
来月、弟の子どもが産まれる予定なので、インターネットで新生児の服を探して、着ているところを想像したりして、産まれてくるのを楽しみに待っているところです。
いわゆる叔母ばかっていうやつですね。
新型コロナで気持ちが落ちている中で、明るい話題があると、いつも以上に嬉しくなったり、楽しくなったりする気がします。
来月甥っ子が産まれるということもあり、今回は赤ちゃんの発達について書きたいと思います。
★「発達心理学とは」
メンタルケア心理士のテキストでも触れていますが、スイスの動物学者のアドルフ・ポルトマンは、人間は生理的早産で生まれてくる哺乳動物といっています。
どういうことかというと、人間は大型動物になりますが、本来であれば、大型動物の場合は、産まれてすぐ親と同じように行動できるはずなのですが、人間は体の成長よりも大脳の発達を優先させて10ヶ月で生まれてくるため、運動能力が未熟の状態で産まれてきます。
これを生理的早産といいます。
そして、赤ちゃんが産まれてからの成長過程は、頭部から下部へ、中心から末端へと発達していきます。
これを発達の方向性といいます。
例えば、大脳や脊髄などの神経は、6歳ですでに成人の90%の重さにまで成長するのに対し、睾丸・卵巣など性器などは12歳ごろまでほとんど変化を見せません。
また3か月頃、首がすわる→6か月頃、寝返りを打つ→7か月頃、お座り→15か月頃、歩き始める、など赤ちゃんが一人歩きをする過程も頭部から下部へと発達していく流れに準じています。
赤ちゃんが初めて一人歩きをするのを見て感動するシーンを見ますが、初めて歩けるようになるまで1年ちょっといろいろな発達過程を経ていることが分かると、また感動も倍増しますね。
参考文献
- メンタルケア心理士テキスト「カウンセリング基本技法」
- 西東社 渋谷昌三「面白いほどよくわかる!心理学の本」
- 中央法規出版株式会社 杉原一昭「はじめて学ぶ人の臨床心理学」
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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