働きアリに学ぶ「8:2のパレートの法則」

パレートの法則とは、19世紀末に活躍したイタリア人経済学者、ヴィルフレド・パレートによって発見された法則です。

パレートは、植物である「さやえんどう」を観察し、さや全体の8割に身が詰まっているさやえんどうは全体の2割にとどまっていることなどの発見から、2対8の法則性がさまざまな分野で適用できることを発見したそうです。

この法則の実証実験としてアリが使われています。

アリの行列を眺めていると、その列から離れてうろうろしているアリを見かけたことがあるのではないでしょうか。
そのアリは働きアリとしての仕事をしてないように見えたりします。

この実証実験の結果として、なんとアリの2割はサボっているそうです。逆に8割は一所懸命に働いているそうです。

では、「こんなやつ(アリ)はいらない。」とこの中からサボっているアリを外すとどうなるでしょうか。

なんと今まで働いていた8割のアリから2割のアリがサボるそうです。
しかし、このサボっているアリは必要なのです。
なぜかというと、一所懸命働くアリは疲れて弱ってきます。
その時にサボっていたアリが働きだすようです。よって効率が落ちることがないそうです。

この話を聞いてから、全員同じでなくてはけないことはないと思いました。
ちょっと観点がずれるかもしれませんが、完璧を目指して頑張らなくてはいけない。
まだまだ、私は足りていない。と自分を責めることが減ったのです。

完璧でなければ私は必要とされない。間違ってしまっては私の存在価値はない。
と思い込んでいた自分に、そうでなくてもいいのだと自分に許可がでたのです。
気持ちに余裕ができました。自然界でも手を抜いてサボっているものがいるのだ。完璧でなくてもいいのだと。

だからサボっていいとは思っていませんよ。過剰に自分を追い込むことが減ったということです。

職場でサボっている人も必要なのです。
だだ、弱っているときに代わりをしてくれるかどうかは、わかりませんが

【参考文献】


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!