皆様お疲れ様です。
本格的に梅雨入りして、湿気と雨天のオンパレードですがいかがお過ごしでしょうか?
筆者は、最近では動画を見る時間が増え、色々なジャンルの動画を観るようになりました。
中でも、著名人の講演会の動画を多く目にするようになりました。
動画の内容は、著名人が1人でステージに登壇して、何万人もの人に対して、自身の経験や考え方を話しているというものでした。
その動画を見て、「よく緊張しないな」と筆者は思い、人前で緊張をほぐす方法を調べたので、ご紹介したいと思います。
緊張してしまう理由
人前で緊張してしまう理由には色々あると思いますが、今回調べたものをまとめると以下が挙げられます。
- 周りの評価を気にしすぎる
- 自分の話に自身がもてない
- 過去の失敗経験を思い出してしまう
- 場慣れしていない
引用文献:「人前で話すときに緊張してしまう4つの原因【性格は関係ない】 コミュトレ」
筆者が調べたものによると上記のものになりましたが、皆様はいかがでしょうか?
②と④に関しては、事前に準備をしっかりと行い、身の回りの人に対してシミュレーションを行うことで、ある程度の問題は解消できそうですが、①と④に関してはすぐには解消できなさそうです。
①はこころ検定の学習範囲でもある社会心理学において、「他者からの評価を気にし過ぎるくらい気にしてしまう」ことが原因になります。
また、③は防衛本能が働き、ストレスが過度にかかるため、緊張してしまい、その後「適応機制」を働かせる原因になります。
この①と③の緊張してしまう理由については、無意識的な部分が強いため、すぐには解消できないと筆者は考えます。
そこで、一つ良い方法がありましたのでご紹介したいと思います。
最前列の人に対して話す
緊張をほぐす良い方法は、「最前列の人に対しては話す」ことです。
この方法について、カリフォルニア州立大学のラギュバー教授の調査によると、講義においてやる気がない学生は「一番後ろ」、ほどほどのやる気がある学生は「真ん中」、最もやる気がある学生は「最前列」の座席を好むという調査結果があるそうです。
つまり、前列の方に座っている人の多くは、自分の発表に対して前向きな気持ちで参加していると考えていいと思います。
今までの経験や、育ってきた環境などから、無意識的に感じている部分に関しては、すぐに変えるのは難しいですが、最前列の人に話すことは、誰でもすぐにできる一つの方法になります。
また、最前列の人に話して緊張に慣れてから、だんだん後列の人にも話すことで、違和感もなく良い発表、講演ができると思います。
最後に
最近では、有名人や実業家だけではなく、高校生の「総合的な探究の時間」において人前で話す機会が増えてきています。
学校によっては、クラス内のみでの発表をする学校もあれば、自治体や都道府県のイベントに参加して多くの人の前で発表する学校もあります。
人前で話すのが苦手な方や、緊張してしまうという方は、「最前列の人に対して話す」を意識して発表することで、素晴らしいスピーチができるかもしれませんのでぜひとも試してみてください。
【参考文献】
- こころ検定公式テキスト4級 P144-149 第5章自分と他者のこころ(2)どうして他者が気になるのか?
日本学術会議協力学術研究団体メンタルケア学術学会 監修
- 世界最先端が教えてくれるすごい心理学
総合法令出版株式会社 内田誼人
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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