思いやりのこころを大切に

先日、アメリカの経済雑誌が、年収の多かったユーチューバーのランキングを発表して、なんと9歳の男の子が、しかも3年連続で1位だなんて、びっくりしました。

9歳でそんな大金を手にすると、悪い大人に騙されないか心配になりますよね。

お金の使い道なども気になりますが、一部は、昨年の台風19号の復興支援のために寄付してくれたらしく、夢があり、こころ温まる話だなと思いました。

また、俳優のジョージ・クルーニーさんが友人に感謝の気持ちを伝えるために1億円プレゼントした話など、さすがアメリカ、規模が違うなと感じます。

アメリカというと、寄付やボランティア活動などが盛んなイメージがあります。

このように、人のため、社会のために行う行動を心理学では向社会的行動といいます。

他者を助けようとしたり、他者のためになることをしようとする自発的な行動をいい、寄付やボランティア活動、思いやり行動などが向社会的行動にあたります。

寄付やボランティア活動を行うのは簡単なことではありませんが、思いやり行動なら心がけ1つでできそうですよね。

最近では新型コロナ禍で、コロナに関する客からの嫌がらせ(例:マスク着用の拒否、マスクの品切れに対する八つ当たり、営業時間の短縮に対するクレームなど)「カスタマーハラスメント」(カスハラ)という言葉も聞くようになり、思いやりに欠けた行動が取り上げられています。

こういうのを聞くと悲しくなりますね。

思いやりのこころがあれば、このような行動をしないはずなのになぁと思います。

今年は新型コロナの影響で、制限されることが多くイライラしてしまったり、会いたい人と会えなくて寂しい思いをしたり、ストレスが溜まって人に八つ当たりしそうになりましたが、自分が同じことをされてどうかということを考えて、自分がやられて嫌なことは人にはやらないように心がけて過ごしました。

来年も思いやりのこころを忘れず、こころ穏やかに過ごせたらいいなと思います。

今年1年ありがとうございました。

参考文献


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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