気を付けたい冬の感染症

寒さ厳しい年の瀬ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。若いころは寒さよりもオシャレの方が勝っていましたが(そして風邪を引いて親に怒られるという)、何よりも寒さ対策に重きをおくようになりました。とにかく手首や首、足首といった「首」部分は温めろといわれていても、若い頃は聞き流していましたが、今となると納得するようなことばかりです。

さて、今回は気をつけたい冬にかかりたい感染症についてのお話です。冬にかかりやすい感染症といえばインフルエンザや風邪などがすぐに思いつくのですが、今年は手洗いやうがいなどを徹底した方も多いのではないでしょうか。引き続き手洗いうがい、マスクの着用、可能であれば消毒用アルコールでの消毒も頑張りたいところですね…。

また、高齢者や小さなお子さんのいる家庭で特に気をつけたい冬の感染症は、RSウイルス感染症、ノロウイルス感染症などです。RSウイルス感染症は頑固な咳、鼻水、鼻づまり、咳などの風邪のような症状が出ます。ほぼ100%の子どもが2歳までに1度はRSウイルスに感染するといわれています(!)また、重症化しやすいため早めに受診してくださいね。

ノロウイルス感染症といえば…牡蛎がおいしい季節ですが、生の二枚貝はノロウイルスの感染源のひとつなのです…。生の二枚貝のみならず、感染した方の汚物処理などで感染することもあります。繰り返す嘔吐下痢…これに特効薬はなく、対症療法しかないため、特に脱水に気をつける必要があります。けいれんや脱水症状(おしっこがでない、肌の乾燥など)がみられる場合は早めの受診を!

近くに感染した方がいる場合、自分も感染しないように処理をするときは手袋やマスクを着用し、適切な汚物の処理を心がけてくださいね。

今年一年こころのサイエンスにご訪問くださりありがとうございました。よいお年をお迎えください。

参考:

冬に流行する感染症

神戸大学大学院医学研究科内科系講座 小児科学分野こども急性疾患学部門

特命助教 神吉 直宙

 

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