同調効果について

皆さんは、「人の意見に流される」という経験をしたことはないでしょうか?

「人の意見に流される」とは、例えば、自分以外の人が皆同じ意見だった場合、自分の意見を引っ込めて周囲に合わせたりすることなのですが、それが例え間違いだとしても、多数の人が賛成すると、たいていの人は「反対意見を出しても通らない」「1人で浮きたくない」などと考えてしまったり、「自分が間違っているのではないか」と自分の意見に自信が持てなくなり、結局は周囲の意見に合わせざるを得なくなります。

これは「同調」という現象で、自分の意見や行動を他人と合わせようとすることです。

この同調が生じる過程には、「情報的影響」と「規範的影響」の2種類があるとされています。

「情報的影響」は、正しい判断を行いたいという欲求による影響で、こうした同調が見られる要因としては、判断の不確かさが挙げられます。

例えば、自己の判断に自信が持てない場合に、「周りの人はどうしているか」を正しいものとして受け入れてしまい、同調行動をとるのです。

「規範的影響」は、他者からの欲求に応えたいという欲求による影響で、こうした同調が見られる要因として、集団への関与の度合いが挙げられます。

例えば、集団が目標達成のために協調性を必要とする時などに、集団の期待に沿おうとして、同調行動をとりやすくなるのです。

また、同調の研究を行ったアメリカの心理学者のソロモン・アッシュによると、集団のサイズが3人~4人まで人数が増えるほど同調は起こりやすくなり、5人~6人以上になるとほとんど増大しないとされています。

このことから、事前に根回しをして、自分の意見に賛成してくれるサクラを3人用意し、自分の意見を言った後、サクラに「その意見に賛成です」と言ってもらえれば、他の人たちは「皆賛成なのだな」と思い込むようになり、反対意見を抑えることが可能となるのです。

人の意見に流されず、どうしても通したい意見がある場合は、同じ意見を持った人を3人集めて意見を言ってみるのも1つの方法ですね。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!