自分は大丈夫?アルコール依存症に注意しましょう。

新型コロナとインフルエンザの同時流行の懸念はあるものの、今年は年末年始に行動制限がないため、忘年会や新年会など、お酒を楽しむ機会が増えるのではないでしょうか。
しかし、ここ数年の長引くコロナ禍の状況が、アルコール依存症の発症に影響を与えているとされています。

コロナ禍で「家のみ」する方が増え、帰りの時間や交通手段などを気にせず、自宅でリラックスしてお酒を楽しめるといったメリットがある一方、誰も注意しない、終電を気にしなくてもいいなどから、自身で飲酒量をコントロールできなくなるといったデメリットが挙げられます。
こういった状況から、コロナ禍でのアルコール依存症が増えてきているようです。

アルコール依存症とは?

アルコール依存症とは、お酒を自分でコントロールできなくなる病気です。
アルコールに依存してしまうと、自分でお酒をやめることがなかなかできません。
また、お酒をやめると手が震える、非常に汗をかく。
ひどい場合には、けいれんや幻覚、妄想が起こることがあります。
さらに、肝臓など全身の臓器はもちろん、脳の組織もダメージを受け、認知症の発症リスクが上がるとされています。

1日の適度な飲酒量(目安量)はどのくらい?

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である」とされています。(※女性は男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています。)

≪純アルコール約20gのお酒の量≫

  • ビール 500mL(缶ビール1本)
  • 焼酎 100mL(約1/2合)
  • 日本酒 180mL(1合)
  • ウイスキー 60mL(ダブル1杯)
  • ワイン 200mL(グラス2杯)

アルコール依存症の予防・改善

アルコール依存症の予防や改善に重要なのが、お酒の飲み方を自分でコントロールすることです。
週に2日は休肝日を設け、肝臓を休めましょう。自分の飲酒は大丈夫か気になる方は、アルコール依存症チェックリストなどで調べてみましょう。

お酒を飲む機会が増えるこの季節、飲みすぎと飲み方に注意して楽しみましょう。

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著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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