緊張と効率

早いもので3月も終わりに近づいてきました。3月といえば、新卒の就職活動の解禁時期でもあります。ただ、実際のところ、前倒しで選考を行っている企業も少なからずあるようです。もうすでにインターンシップやOB・OG訪問などをされている学生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

就職活動に限らず、面接や面談、試験を受ける時など普段の生活とは違うことをする時、変な緊張感に見舞われ、手足が震えたり汗が流れてきたり、心拍数が上がることがあります。いわゆる交感神経が活発になっている状態です。あれほど練習してきた志望動機も頭の中からぽーんと抜けて、自分自身何を言っているかわからない状態になることもあります。いつもの自分を存分にアピールすることが出来ず、そのような状態で面接が終わると、自己嫌悪に陥ったり、落ち込んだりするということまでは目に見えていますよね。では、緊張って悪いことしかないのでしょうか?

実はほどよい緊張はパフォーマンスを上げることが可能だといわれています。ヤーキーズとドットソンが行った実験によると、目印の判断を誤ったネズミに電気ショックを与え、また同じような課題を与えた場合、その電気ショックを受けたネズミの正答率が上がったそうです。また、一定の強さを超えたショックを与えた場合は正答率が下がったそうです。これはヒトにもあてはめることが出来ます。

適度な緊張は集中力を上げ、パフォーマンスをよい状態で行え、逆に過度の緊張はパフォーマンスを低下させ、本来の能力が発揮できないということです。

いつでもピンチを軽々と切り抜けてしまう、自由な友人から以前聞いた話なのですが、新卒枠で就職活動をする際、彼は二次面接までスーツの中のシャツのボタンを留めずわざと開けて選考を受け、就職活動自体を力試しのつもりでやっていたとのことでした。社会的にはふざけているとお叱りを受けそうですが、彼なりにその過程を楽しんでいたのでしょうか。何事もガチガチにならずにほどよい緊張感を持って自分の能力を最大限に発揮することができたらよいですね。

参考文献:いい緊張は能力を2倍にする 脳科学で緊張を「味方」に変える

樺沢紫苑 文響社 2018

 

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