熱中症に注意!

今年(2023年)は例年と比べ早い梅雨入りをしています。
5月30日には九州南部が梅雨入りしたと発表があり、昨年と比べると11日早かったそうです。
梅雨となると、食中毒やカビなどに気をつけたいところですが、油断してはいけないのが熱中症です。
体育祭に向けた練習中に熱中症で病院へ搬送されるというニュースが後を絶ちません。
これまでも熱中症について当サイトでも取り上げてきました。
【必見】暑い夏の乗り越え方-熱中症のいろは- 
熱中症対策をしっかりとしましょう!
ぜひご一読くださいね。
対策をばっちりしていても、万が一熱中症になってしまった場合、体内の熱を逃がすことも重要となります。
発熱とは異なり、環境(高温や湿度、衣類の着すぎや温めすぎなど)によって体内の熱が外へ出ず、熱がこもることをうつ熱とよびます。
うつ熱の特徴として、筋肉のけいれん、手足が熱くなり、ぐったりとしてしまうことなどが挙げられます。
体温が高くなると、体内での代謝が進み、酸素の消費量が増加したり、頻脈、多呼吸となったりするために体力を消耗させてしまいます。
通気性のよい衣服を着させることや一枚衣服を脱がせることも効果があります。
特に体温調整の難しい乳幼児や高齢者には気を配りたいところです。
周囲の人に熱中症の症状が現れた場合、症状に応じて適切な対応をすることが求められます。
重症(熱射病)の場合は高体温と意識障害がみられます。
涼しい場所へ移動させ、体を冷やすとともに救急車を要請してください。
軽度の場合でも、涼しい場所へ移動させ、衣服をゆるめた上で寝かせ、水分や塩分を補給させましょう。
必要に応じて医療機関への受診も検討してください。
気温がいつもより低いなと思っても湿度が高ければ汗が蒸発しづらく、熱が体内にこもってしまうため、特に運動をされる方は、適度な休息と水分・塩分補給を心がけてくださいね。

参考

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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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