先日、私は大好きなアーティストのコンサートに行ってきて、普段テレビでしか見ない人たちが目の前にいる非現実感とあまりのカッコよさでドキドキして、何とも言えない幸福感を味わってきました。
ストレス解消にもなりましたし、自分へのご褒美的なものは大事ですね♪
以前、ストレスホルモンの“コルチゾール”について書きましたが、今回は逆の幸せな気分になれるホルモンについて書きたいと思います。
幸せホルモンは、 “セロトニン”や “オキシトシン”等のホルモンが幸せホルモンといわれています。
メンタルケア心理士のテキストにも“セロトニン”は出てくるので、心理士を勉強している方は聞いたことがあると思います。
まず、セロトニンは、感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関わっており、自律神経のバランスを安定させ、ストレスを軽減させる働きがあります。
ストレスや睡眠不足、昼夜逆転などの不規則な生活が減少する原因となり、不足するとうつ病になるともいわれています。
セロトニンを簡単に増やす方法として、「噛むこと」があります。
20分間ガムを噛む実験でも、被験者のセロトニンの分泌が上昇し、緊張・不安および抑うつといったネガティブな気分尺度が改善されたことが分かっています。
セロトニンを増やすには、3食しっかり噛んで食べて、規則正しい生活を送ることが必要ですね。
次に、オキシトシンですが、これは妊娠・出産に関わるホルモンで、出産時の子宮の収縮や母乳を出す等の働きがありますが、他にも、分泌されると幸せな気分になる、ストレス緩和、不安や恐怖心の軽減などの効果があります。
スキンシップ(ペットでも可)や友人と遊ぶ、おいしいものを食べる等でオキシトシンが増えるそうで、こういったことでストレス解消をしている人も多いのではないでしょうか。
また、人に優しくしようと心掛けるだけでもオキシトシンの分泌が促進されるそうです。
例えば、電車等で人に席を譲って、降り際に「ありがとう」と言ってもらえて幸せな気分になったことはないですか?
私も電車で人に席を譲って、それを見ていたか分からないのですが、近くにいた高校生が「降りるのでどうぞ」と席を譲ってくれて、何だか温かい気持ちなったことがあります。
これもオキシトシンのおかげですかね。思いやりの連鎖を生む素敵なホルモンですね。
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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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