なぜストレスで太ってしまう?

ゴールデンウィーク中に中学校の同窓会があり、中学校卒業以来久しぶりに会った人とかもいたのですが、明らかに中学生の頃とは体型が変わっている人がちらほら…

心配になって聞いてみると、

  • 食事制限をしていて、食べる量も少なく、基本夜は食べていない
  • 飲酒は、体に気を遣って飲まなくなった、普段は飲んでいない
  • 適度な運動をしているし、仕事が重労働
  • たばこ止めたらいきなり太りだした

とのこと。

普段から暴飲暴食をして、その上運動不足なのかなと思ってきてみましたが、予想外の答えか返ってきたので驚きました。

本人はストレス太りかなと言っていました。

ストレス太りはなぜ起きる?

ストレスが溜まると、食べてしまうという人は多いのではないでしょうか?

ストレス太りには、“コルチゾール”という副腎皮質ホルモンが関係しているといわれており、「ストレスがあるとつい食べてしまう」というのは、このホルモンの影響です。

コルチゾールは、アドレナリンと同様に「闘争」または「逃走」に全力を発揮できるように分泌されるホルモンで、生きていく上では必要なホルモンなのですが、コルチゾールが増加すると、食欲を抑える働きがあるセロトニンを減少させてしまうため、ストレスが続くと、セロトニンが不足した状態に陥ります。
そのため食欲が暴走してしまうのです。

また、ストレス過多になると、コルチゾールの分泌が増えるため、成長ホルモンの働きを阻害し、筋肉づくりに悪影響を及ぼしたり、代謝も悪くなり、脂肪が燃えにくい体質になってしまうのです

これがストレスで食に走ってしまう、太ってしまう理由になります。

私の友達の場合は、たばこを止めたのがストレスになって、たばこを止めると味覚が変わり、ご飯がおいしく感じられるとも言いますし、一時的に食事の量が増えたのかなと思います。

ストレス太りの解消法としては、ストレスを溜め込まないことが一番重要ですね。


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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