災害時のこころのケア

九州南部は、梅雨前線の影響で鹿児島県を中心に記録的な豪雨が続いています。私の友人のご両親が鹿児島に住んでおり、自宅は大丈夫だったものの会社が被害にあっていると聞きました。避難している住民は疲労とストレスがたまって大変だと思います。「災害時のこころのケア」に関する知識をもつことは非常に大切です。災害で被害に遭われました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。

災害時にストレスを受けるのは被災者だけではありません。救護に当たる援助者もまたストレスを受けるのです。その意味で援助者は隠れた被災者と呼ばれています。災害は全ての人のこころに影響を及ぼします。あらかじめ「災害時のこころのケア」に関する知識があることでこころの問題を軽減するのに役立ちます。

災害救護に関わる人はもちろんのこと、一般市民もこころのケアについて学ぶ必要があると思います。援助者として被災者に接するのには次の7つの態度が必要です。

  • 支持的であること
  • 共感的であること
  • 純粋性
  • 肯定的で判断のない態度
  • 被災者の力の回復
  • 実際的であること
  • 守秘及び論理的配慮

被災者と接する時には被災者の現状を暖かく受け入れ、変化をこちらから求めない支持的な態度が必要です。

被災者に共感的であり、被災者を尊重することは当然のことです。暖かい態度で接し、機械的であったり、よそよそしい態度はいけません。

被災者の尊厳や価値を尊重するような対話でなければいけません。言葉と態度に裏表のない純粋性に基づいた関わりが重要です。被災者は無価値間や損なわれた気持ちでいっぱいになっていることがあるので、援助者は被災者を肯定的に受け止め、被災者の現状を判断のない態度で接するようにしなければいけません。

大切なことは被災者自身の力を回復させることです。あなたは一時的に関わるに過ぎないことをよく自覚しておきましょう。そしてあなたのアドバイスやアイディアは実際的でなければいけません。できることできないことをはっきりさせ、失望させないことが大切です。被災者に対する守秘義務や論理的配慮も必要です。

避難所生活で仕切りのない生活、空調設備が整っていない、トイレの問題、食事等の制限等もありストレスがものすごく溜まっていると思います。災害時のこころのケアは今後、とても大切です。

関連コラム:TERADA医療福祉カレッジ「災害心理学

出典:日本赤十字社発行「災害時のこころのケア」Ⅰ.災害時とこころのケア

 

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