突然ですが、この原稿を書いているのは2018年12月です。
12月といえば師走です。
師が走るくらい、慌ただしいといわれています。例に漏れず、忙しい方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
毎日、学業や仕事、家事、育児などに追われ、ヘトヘトな方も、そうでない方も、ぜひ、少しの間でもゆったりできる時間を作ってみてください。
行動特性と身体的症状に関連する研究結果
例えば、ものすごく仕事熱心でまじめでせかせかしている人、周りにいませんか?
もしくはあなたかもしれません。
常に仕事に追われていて、それでも野心を持っていて、周囲に対しては攻撃的かつ敵意をもっている人(=タイプA)―そういった方が、そうでない方(=タイプB)に比べ2倍罹りやすいといわれている疾患があります。
それは冠状動脈性心臓疾患です。
冠状動脈性心臓疾患は、心臓を維持する血管に動脈硬化が生じると心筋梗塞に至ってしまうという怖い病気です。
さらに、タイプAの人は自らストレスフルな生活を続けているにも関わらず、あまり自覚がなく過ごす傾向があるのだそうです。
ストレスを受けても交感神経系が優位に働くため、冠状動脈性心臓疾患になってしまうのでは、とも考えられています。
タイプAがせかせかした印象なら、タイプBはゆったりのんびりでしょうか。
A、B、ときたら、Cもあります。
タイプCは、がんにつながってしまうおそれがあるといわれています。
感情の抑圧、自己主張の弱さ、気を遣いすぎ、などを特徴とします。
おそらく、ストレスためがちなタイプCの人にはぜひ「アサーション・トレーニング」をおすすめしたいと思います(簡単にいうと、あなたの意見もわたしの意見も大事だよという考え方です)。
ちょっと、心あたりがある方は、一旦ひといきついてみるのもいいかもしれませんね。
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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