防災心理学について

最近、日本各地で大きな地震が多発していますね。災害は忘れた頃が一番怖いです。日本は世界でも有数の「地震列島」。首都圏直下型地震や、東海・東南海・南海地震がいつ起きてもおかしくありません。

自分の命を守るためにもその心理的特性を理解し、適切な非難行動が取れるようにしましょう。地震が頻発する今日、皆さんにしっかりと防災(災害)心理学について知っていただきたいので、2回にわけて皆さんに記事をお届けしようと思います。

●危機的状況と行動心理

「こんなこと、あるはずがない」⇒正常性バイアス

異常事態に遭遇した時、「こんなはずはない」と思ったり、危険が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思って、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう心理的特性を「正常性バイアス」といいます。(バイアス=先入観・偏見)

人は危険を感じると強いストレスを感じます。しかし、強いストレスはできるだけ避けたいので、無意識のうちに、危険を見て見ぬふりをしてしまいます。

つまり、本当に危険な状態でも「危険だ」と思わないようになってしまうのです。地震、津波、火災などの災害に出くわしても、危険を感じ取ってすぐに行動できる人は、実は思いのほか少なく、自分はこの災害で死ぬかもしれないと考えて、すぐに逃げることができる人は少ないと言われています。


実際に東日本大震災の津波が街を飲み込む映像を、ニュースで見たときも感じました。津波警報などの予想される高さが1mというと、自分の身長より低いからといって危険を感じない人が多かったり、発表されている高さまでは来ないだろうという思い込みがあり、「正常性バイアス」の典型的な例だと思います。

現在の社会は昔に比べると安全で便利な世の中になってきているので、慣れすぎてしまい、なかなか災害時に危機対応への自分の対応を変えることができないとされています。

本当に危険な状態なのに「危険だ」と思わないようにしている自分に気づいたら、このバイアスを思い出してください!「自分の心理に、バイアスがかかっている」と気づくことができれば、 理性の力で行動をコントロールすることができ、適切な行動を取れる可能性が高まります。

自分の命を守るための最大の敵は,「自分自身」なのかもしれませんね。災害時は、自分で自分の身を守る行動を心がけましょう。

参考文献:兵庫県立教育研究所 避難行動における心理的特性http://www.hyogo-c.ed.jp/~somu-bo/bosai/pdf/kou/24.pdf

 

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