感情と脳の関係

皆さんはこころの底から笑えていますか?

自分のこころに余裕がないと笑えないというか、笑顔が減りますよね。

私もこころに余裕がないと、表情がなくなり、人と関わりたくなくなります。

お笑い番組を見ても面白いはずなのに笑えない、人が面白いことを言っても笑えない、周りに合わせて笑うけど、乾いた笑いみたいな感じです。

私は笑顔がなくなるとこころに余裕がない証拠だと思っているので、最近笑っていないなと思ったら何もかも忘れてちょっと息抜きできるようなことをしてこころに潤いを与えるようにしています。

前置きが長くなりましたが、今回は人の感情をテーマに書きたいと思います。

感情は、発生する原因がはっきりして、発生した後の行動にも影響を与えます。

感情にも種類があり、以下のように分類されています。

情動(emotion)

刺激の対象が明確で、短時間で発生・消失する比較的強い感情です。

例:喜怒哀楽

最近「エモい」という言葉をよく耳にしますが、これは、「感情が強く高まった状態」のことをいっています。

気分(mood)

特定の刺激がなく、長時間持続する比較的弱い感情です。

例:うきうき、イライラ

感覚(feeling)

漠然と直感的に抱く感情や物事に対する感じ方です。

「フィーリングが合う」というのは、人に対して「なんとなく感覚が合う」「なんか良いな」など直感的に好意を抱いた時にこの言葉を使ったりしますよね。

以上のような感情の発生は、脳と密接な関係があります。

脳の中で感情の形成に関わる「扁桃体」という部位があります。

扁桃体は、何かを見たり聞いたりした時、それが生存に関わる重大なものであるかを一瞬のうちに評価する働きがあり、好ましい対象には好意的な感情、好ましくない対象には不快な感情が発生し、それによってその後の行動が変化します。

相手の顔の表情で「この状況は自分にとって都合が良いのか悪いのか」判断できるのも扁桃体のおかけです。

周りに合わせて笑ったりするのは、この扁桃体の働きによって、瞬時に「みんなが楽しそうにしているから、一人笑わないと浮いてしまう」と判断しているからですかね。

参考文献

こころ検定公式テキスト4級

メンタルケア心理士テキスト「精神解剖生理学基礎」


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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