先日、インターネットで【産後クライシス】という言葉が目に留まりました。
調べてみると「出産や育児により夫婦関係が壊れてしまうこと」とのことです。
筆者が出産したのはもう20年近く前です。
その時は「育児ノイローゼ」や以前記事でもご紹介した「産後うつ」といった言葉はよく耳にしていました。
この時はまだそのような事は母親だけの問題として取り上げられることも多かったと記憶していますが【産後クライシス】は、“子育ては夫婦二人の問題としてとらえる”ことから生まれた言葉のようです。
クライシス(crisis)とは英語で危機を意味します。
直訳すると産後の危機!!
産後クライシスの要因
夫婦関係がうまくいかなくなってしまう原因はたくさんありますが、
一番多く取り上げられる原因は男性の育児や家事への参加についてです。
もちろんみんなが同じ状況では無く、したくても出来ない場合も多々あるかと思いますが、
母親は妊娠中からホルモンバランスが崩れ体形も変わり自分で自分の感情をコントロールすることが難しくなる時があります。
さらに子供が長時間寝てくれない場合は寝不足になり体調が悪くてもゆっくり休めないなど身体的にも精神的にも参ってしまい言ってはいけないと思いながらも言葉や態度に出してしまうこともしばしばあります。
そんな時に、少しでも寄り添ってもらえたら気持ちが楽になるのかもしれません。
寄り添い方について
寄り添い方もきっと人それぞれあります。
- 子どもの面倒を見る
- 家事をする
- 話し相手になる
- 一人で気分転換できる時間を作る
- 家族みんなで出掛ける
- 夫婦だけの時間を作る
- 冷静になれるよう一旦距離を置く など。
出産するまではうまくいっていた夫婦関係が出産によってギクシャクしてしまい些細なことで喧嘩が増え、最終的には離婚に至るケースもあるそうです。
最後に
二人の大切な宝物のような子供が誕生したのに、そのことがきっかけで別れが訪れてしまうなんて悲しいですよね。
少しの思いやりやちょっとした気遣いで家庭の雰囲気もガラッと変わるかもしれません。
お互いにため込まず思っていることを話し合い相談し解決していってほしいと思います。
【参考文献】
産後クライシスはいつまで?夫婦の危機を乗り越える5つのコツ COE LOG
https://coelog.chuden.jp/child-rearing/postpartum-crisis/
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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