いきなりですが、南半球では、おおよそ6月~8月に冬を迎えます。
例年冬に流行するインフルエンザが全然流行していないそうです。
オーストラリア政府の発表資料の中で、「新型コロナへの対策がインフルエンザの流行の防止に影響を与えた可能性がある」と考えられますとのこと。
この状況を考慮すると今年の日本の冬のインフルエンザはそれほど大流行しないのではないかと考えてしまいますよね。
しかし、うがい、手洗い、適切なマスクの着用等を怠れば元も子もありません。
たしかに私は、毎年冬になると軽い風邪に罹りますが、今年はしっかりと感染症対策をしていたので、体調不良になることはありませんでした。
新型コロナウイルスの影響で、症状があっても病院に行かないなどして把握されていない患者がたくさんいるのではないか?という疑いも、オーストラリア保健省が出しているレポートから、そういうことではないようです。
インフルエンザの検査は多く行われているのにほとんど検出されていないのです。
今推奨されている感染症対策を、冬に向けても着実に続けていけば、インフルエンザの対策にもなるなと、個人的には安心しました。
なおインフルエンザにはワクチンがあります。厚生労働省から、より必要とされているからに、確実に届くようにと高齢者からワクチンを優先接種するよう呼びかけがありました。詳しくはこちらから
私たち一人ひとりが、すでに行っている感染症対策を着実に続けて、みんなで力を合わせて、この状況を乗り越えましょう!
参考資料
- 【希望?】この冬の南半球で、インフルエンザになる人がビックリするほど少なかったことが判明(Yahoo!ニュース 9/11より)
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20200911-00197625/ - WHO HP Influenza surveillance reportより
https://apps.who.int/flumart/Default?ReportNo=5&Hemisphere=Southern - オーストラリア保健省のレポート6ページより
https://www1.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/cda-surveil-ozflu-flucurr.htm/$File/flu-10-2020.pdf
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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