箱庭の世界へ

こんにちは。皆さん今日もお疲れ様です。(毎回ですが)個人的には、心理研究計画案を出せといわれ出したものの、教員から詰めが甘いわ、とバッサリきられました。てへ。というわけで、今回は心理療法のひとつでもある箱庭療法についてのリバイバルです。

この箱庭療法は、スイスのカルフがローウェンフェルトのアイデアをもとに生み出したもので、日本へは河合隼雄が紹介しました。この箱庭のサイズは57×72×7cmが基本ですが、カウンセラーによっては様々なサイズを使用することもあります。いちどに全体を見渡せるのがbetterだそうです。

箱庭には砂が一面に敷きつめられていて、砂を掘ると底は水色になっており、海や川を表出させることもできます。砂の粒の大きさやかたさもまちまちで、わたしが実習した時は、教員が複数いらっしゃり、先生の砂の好みが各々わかれていて、どの砂を使うかでしばらく揉めていたそうです。サラサラ派かしっとり派か。シャンプーか。

さて、この箱庭で表現された作品を解釈するには相当な訓練がいるそうで、心理療法家として一人前になるには相当な年月がかかるとのことです。心理療法に限らず心理検査などにもいえますが、クライエントが前知識として検査の採点方法や作品の解釈の方法や意味諸々を知っていると、いくらでも回答を操作できるため基本的にはいろいろと秘密です。

ただし、箱庭の解釈は箱庭全体を見渡してどんな感じかを見るとのこと。戦車が出てきたからこれはちょっと…とかにはならないそうです。海を泳ぐ爬虫類を置きました、わたし。

箱庭は一回きりで終わるものではなく、複数回で次第に表現するものが変化することが多く、その内的変化を見逃さずに治療に生かすとのこと。子どもでも障がい者でも遊びを通して内的な世界を表現できるのはいいですね。箱庭に限らず砂遊びでも砂には十分癒し効果はあるとのことですので、ぜひお試しください。

参考書籍:面白いほどよくわかる!臨床心理学 下山晴彦監修 西東社 2012

 

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