対人関係を築くプロセスについて

私たちは生きていく中で、いろんな人との出会いがあります。

中には人生を大きく左右する出会いもあるかもしれません。

おそらく皆さんは、出会った人と良い人間関係を作りたいと思った時、まず相手のことを知るところから始めますよね。

今回は、対人関係を作っていくプロセスについて書いていきたいと思います。

私は人見知りするタイプなので、初対面の人と話すのが苦手で、結構どんな人か分かるまでは気を許さないタイプなのですが、共通の話題や趣味などがあれば、仲良くなるきっかけにはなりやすいかなと思っています。

共通の話題や趣味のように、対人関係が深まるためのプロセスには以下の6つがあると考えられています。

  • 身体的魅力…人は見た目が9割と言っている人もいるように、初対面であると、顔つきや容姿などの外見でその人をみることがあり、その外見が魅力的であれば、その人に好意を抱きやすくなります。
    確かに自分好みの外見であると魅力を感じるし、第一印象が怖い人は、距離を置きたくなりますよね。
  • 近接性…近所に住んでいる、席が隣同士、出身地が同じなど互いに空間的な距離が近いと相手に好意を抱く傾向があります。
  • 単純接触効果…接する機会が多いほど相手への好意が高まります。
  • 好意の返報性…自分に好意を持っている人を好む傾向があります。
    ですので、自分が好意を示すことによって相手も好意を示してくれるようになるかもしれません。
  • 相補性…ないものを補い合うということなのですが、自分と全く反りが合わない人を除いて、自分にないものを持っている人へ好意を抱きやすくなります。
  • 類似性…類は友を呼ぶではありませんが、思考や態度が似ていると親しくなる傾向が高まります。

共通の話題があると仲良くなりやすいですよね。

以上、6つ書きましたが、仲良くなりたい、仕事上でいい付き合いをしていきたいと思ったら、相手のことを知りたいという姿勢を見せたり、時には自分から歩み寄る勇気も必要ですね。

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参考文献

小学館 厚東篤生 濱田秀伯 監修 「よくわかる!脳とこころの図解百科」(2008年8月25日発行)


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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