【新生活いよいよ】4月からの友達作りのヒント!

この時期と言えば、多くの学校で卒業式を迎えると思いますが、4月からの新生活に期待し心躍る一方で、友達ができるのか不安を抱えてしまう方もいるでしょう。新しく出会った人たちと良い人間関係を築き、楽しい新生活を送りたいですよね!そこで今回は、人間関係をうまく築くための、友達づくりのヒントをご紹介します。

4月が交友関係を広げるには一番重要

4月と言えば、入学式や入社式と新しい出会いの季節になります。

この時期には、歓迎会や親睦会が頻繁に開催されていることが多いです。

高等学校や大学では、部活やサークルの勧誘が頻繁に行われますし、会社等では新入社員同士での親睦会や、上司や社長との親睦会などが行われます。

交友関係を広げるにはこの時期に広げるのが一番良いのです。

ドイツのジェンス・アセンドルフはこの出会いの季節について132名の大学生を対象に1年と半年の期間もの間調査をしたそうです。

その結果、交友関係の拡大は4月から3ヵ月間の間でピークを過ぎてしまい、それ以降はほとんど拡大がしづらいという結果になりました。

自ら積極的に交友関係を広げることが難しい方は、4月からの3ヵ月が勝負になると思いますので、約1ヶ月で初対面の人と仲良くなるための方法を考えてみてはいかがでしょうか?

交友関係を広げるのに使えそうな心理学を紹介

  • ネームレター効果

    ネームレター効果とは、「自分の名前」を好むことで、私たち人間は自分に関連することを好む傾向から、「自分の名前」も無意識的に好むという現象です。

    苗字が「高橋」の方であれば、「高野」、「高山」、「高田」といった苗字の方に対して好意を感じやすくなるといった具合です。
  • ミラーリング効果

    「ミラーリング」とは、好感を持っている相手の仕草や行動を自然と真似てしまうことで「ミラーリング効果」とは自分と同様の仕草や行動をする人に好感をもつ心理効果のことです。
  • バックトラッキング

    バックトラッキングとは、相手の言ったことを返す(オウム返しをする)ことを指します。

    相手が「○○して楽しかったですよ~」といった感情表現を口にした場合は、「楽しかったんですね」と相手の感情を強調するように返すことが良いとされています。

    バックトラッキングは、相手との信頼関係を築くために有効な方法でもあるそうです。
  • 自己開示

    自己開示とは、自分に関するプライベートな情報を相手に話すことです。自分の生い立ちや趣味などを話題にしたりすることです。コミュニケーションにおける自己開示は、信頼関係を築くのに欠かせないのではないでしょうか。

最後に

入学や入社直後は慣れない環境のため、ストレスを感じやすい時期でもあります。はじめから気合を入れすぎていると、その反動で5月病になってしまうこともあります。スタートダッシュも大切ですが、自分のペースを守って、頑張りすぎないように心がけることも重要かもしれません。家でゆっくりお風呂に入ったり、好きな音楽を聴いたり自分なりのリラックス方法を試してみてはいかがでしょうか。

また、心理学を学ぶというのも一つの手でもあります。こころ検定は、学問としての心理学を学ぶことができ、多くの人間に当てはまる心理の一般法則である「基礎心理学」を3級と4級で学べます。4級第5章「社会心理学」では、コミュニケーションと“こころ”の関係を学ぶことができます。

3月に入り残り1ヶ月、4月からの新生活に向けて準備を怠らないようにしましょう!

参考文献
  • 「世界最先端の研究が教える すごい心理学」内藤 誼人 著/総合法令出版P192
  • こころ検定公式テキスト4級 P139-140 第5章自分と他者のこころ(1)社会心理学とは?/日本学術会議協力学術研究団体メンタルケア学術学会 監修
  • こころのサイエンス「交友関係を広げるには?」https://cocoroken.info/friendship/ 2023.3.10 再編

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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