心理療法・治療法のいろは

近頃、当サイトでは心理学以外のこと(ストレス対処・子どもへのケアなど)を取り上げる機会が多かったのですが、今回は初心に戻って心理療法について触れてみたいと思います。

突然ですがクイズです。世の中には心理療法っていくつくらい存在するでしょうか。正解は、なんと100種類以上もあるんです。よく耳にするのは認知行動療法、クライアント中心療法、箱庭療法(お時間のある方はぜひ、[行ってみた]心理療法に触れて個人的に思うことシリーズをご覧ください)などでしょうか。

心理療法は疾患やクライエントの状態によって、合う・合わないがあります。アメリカ心理学会はエビデンスに基づく「実証的支持を得た心理介入」のリストを公表しており、心理的障害ごとに適した治療法を公開しています。

そのリストによると、うつ病には“行動療法/行動活性化・認知療法・対人関係療法”、双極性障害は[躁状態]“心理教育・システマティック・ケア”が、[うつ状態]“家族焦点化療法”、統合失調症とその他重度の精神疾患には“SST・認知行動療法・ACT・就労支援・家族心理教育・社会学習/トークンエコノミー法・認知リハビリテーション法”が、摂食障害は[拒食症]“家族焦点化療法”[過食症]“認知行動療法・対人関係療法”が適した治療法とされています。(出典 完全カラー図解 よくわかる臨床心理学 岩壁 茂 ナツメ社 2020)

さて、ここで出てきた“心理教育”ってなに?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、心理教育とは、クライエントやその家族に対し、自身が抱えている問題や疾患、症状に関する情報提供の場でもあり、同じ疾患を抱えている人たちの話し合い、支えあいの場でもあります。正しい知識や理解を得て対処法を学んでいきます。心理教育は少年鑑別所などの司法領域でも取り入れられています。

参考図書

完全カラー図解 よくわかる臨床心理学 岩壁 茂 監修 ナツメ社 2020

面白いほどよくわかる!臨床心理学 下山 晴彦 西東社 2012

 

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