秋といえば、食欲の秋。
周りには秋ならではの美味しいものが溢れていて、冬眠前の熊のように食欲が止まりません。
誰か私の食欲を止めてください(笑)
食欲の秋も良いですが、この季節になるとフィギュアスケートの大会が始まる時期でもあり、毎年放送を楽しみにしています。
今年は新型コロナの影響で中止が決まってしまった大会もあるようですが、選手の演技を見て元気をもらいたいなと思います。
今回は、そのフィギュアスケート界でも問題となっている摂食障害について書きたいと思います。
フィギュアスケート界ではオリンピックにも出場された鈴木明子さん、元全米女王のグレーシー・ゴールドさん、ソチオリンピックでも活躍したユリア・リプニツカヤさんが摂食障害を告白されています。
摂食障害を理由に若くして引退をした選手もいて、とても残念に思ったことも記憶に新しいです。
スケートの選手はスタイルもシュッとしていて、スタイルの良さは憧れますが、体重や体型の変化もジャンプに影響すると聞いたことがあるので、体重・体型維持など大変だろうなと思います。
摂食障害の原因
摂食障害はダイエットがきっかけで発症することが多いといわれていますが、拒食症は神経性無食欲症、過食症は神経性過食症と、「神経性」といわれるように、心理的なストレスによって引き起こされることもあります。
両親の別居や離婚などの家庭環境によるストレス、職場や学校の環境や人間関係などからくるストレスなど、日々の生活の中で受ける強いストレスが摂食障害を招くケースは少なくありません。
性格的にはまじめで完璧主義傾向が強い人がかかりやすいといわれています。
摂食障害の症状
おそらく皆さんも「拒食症」は聞いたことがあるかと思いますが、摂食障害には拒食症以外にも「過食症」という症状もあります。
過食症は、食べることをやめられなくなり、一度に大量に食べることを繰り返してしまうものです。
しかし、大量に食べ過ぎてしまったことへの罪悪感から絶食、嘔吐、下剤を飲むなどして太ることを避けようとします。
こうした行動が続くと、食道炎や胃酸で歯がボロボロになったり、低カリウム血症などを起こしてしまいます。
食べた分、吐いてしまうため見た目では変わることがあまりなく、周りからは気づかれにくいといわれています。
正直私も細身のモデルさんのような体型に憧れますが、命を危険にさらしてまでそうなりたいとは思いませんし、食欲には勝てません。
なれないことは分かっているので、自分は自分とありのままの自分を受け入れることが大事なのかなと思います。
参考文献
西東社 渋谷昌三「面白いほどよくわかる!心理学の本」
メンタルケア心理士「精神医科学基礎」
THE ANSWER「体重32kg、出せなかったSOS 鈴木明子が語る摂食障害の怖さ「私の経験、役に立てて」」2020.10.18 https://the-ans.jp/women/130980/
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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