先日、甥っ子が離乳食デビューをしたようで、りんごをすりおろしたものを食べている動画が送られてきました。
初めて食べる味に驚いたようで、びっくりした顔がとてもかわいらしかったです。
今まで母乳の味しか知らなかったので、これからいろいろな味を体験して、好き嫌いなく何でも食べる子に育ってほしいなと思います、
以上、おばバカでした。
さて、今回は味覚について書いていきたいと思います。
味を感じる仕組み
口の中には味を感じる味蕾という器官が10000個ほどあり、この味蕾の中に味覚を受容する味細胞があります。
食物が口に入り、食物からの味成分を味蕾の中の味細胞が感じ取り、大脳の味覚野というところへ伝達することによって味覚を感じることができます。
高齢になるにつれて味蕾の数が減少するので、料理の塩加減が分からなくなるというのも、この舌の老化のせいなのです。
また新型コロナに感染すると、味覚や嗅覚がなくなるという話をききますよね。
安易な考えかもしれませんが、私の感染のバロメーターといいますか、味覚・嗅覚の異常を1つの目安にしています。
ただ、風邪でも味覚・嗅覚の異常が出ることもありますし、新型コロナの場合でも味覚・嗅覚の異常が出ないこともありますので、味覚・嗅覚の異常があるからといって、必ずしも新型コロナに感染したとは言い切れないので、その点はご注意ください。
風邪や新型コロナの感染以外にもストレスが味覚障害の原因にもあることもあります。
ストレスを感じると、ミネラルの1つである亜鉛をたくさん消費してしまい、亜鉛が不足すると、味細胞の働きが阻害されてしまい味覚に障害を起こしていることが考えられています。
「最近何を食べても味がしない」、「美味しいと感じられない」という方は、ストレスが溜まっているのかも…
栄養のあるもの、特に亜鉛を含む食べ物を食べて、ゆっくり体を休めましょう。
参考文献
松村讓兒監修「なぜ?」からはじめる解剖生理学」株式会社ナツメ社発行
Medicalook「【味覚障害セルフチェックリスト】自然に治る?何科を受診?」2020-05-01
NIKKEI STYLE「女性に多い味覚障害 原因はダイエット、ストレス…」2013/11/15
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO62544790T11C13A1NNSP01/
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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