今週から新生活や新しい環境が始まった人も多いのではないでしょうか。緊張することや不安なことがたくさんあると思います。緊張したり過度なストレスがかかると、お腹が痛くなったり、下してしまった経験はないですか?
筆者はよく小中学生のときに新年度を迎えるたびにお腹が痛くなっていました。今考えると、過敏性腸症候群という病気だったのかもしれません。クラス替えで環境が変わることによるストレスが原因だったのかなと思います。今回は過敏性腸症候群についての記事を皆さんにお届けしようと思います!
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群はお腹の痛みや不快感に下痢や便秘が伴う疾患で、原因ははっきりとはわかっていませんが、何らかのストレスが加わると、ストレスホルモンが脳下垂体から放出され、その刺激で腸の動きが過敏になり、過敏性腸症候群の症状が出るといわれています。
過敏性腸症候群の主な原因は?
ストレス、不安、抑うつ、恐怖などの心理的要因や自律神経の失調とされています。社会の複雑化やストレスの増加に伴い、症状に悩む人が増えている病気で、次の4つのタイプに分類されます。
引用:おなかの健康ドットコム 過敏性腸症候群(IBS)
主な型と症状
下痢型:
- 急に便意をもよおす
- 激しい下痢症状
- 1日に何度もトイレに行く
- 水のような便、粘液のある便
便秘型:
- 腹痛、腹部膨満感
- 繰り返す便秘
- 便が出にくい
- 水分のないコロコロとした便
混合型:
- 便秘と下痢を繰り返す
- ストレスを感じるとおなかの状態が不安定になる
分類不能型:
- 上記3つに分類されない症状
- おならが頻繁にでる、膨満感がある場合は「ガス型」と呼ばれる
症状を緩和するには?
この辛い症状を緩和するための方法として、まずはストレスや不安の緩和が挙げられます。ストレスをはっきり認識することが大切です。自身の症状が、何が原因なのかを探り、その上で、避けられるストレスであれば避ける方法を、また、避けられないストレスであれば、自分が楽になる考え方や発散の仕方を探っていきます。また、ライフスタイルの見直しも必要なのかもしれません。
それでも辛い場合は、専門の医師に相談してください。薬物療法や心理療法を用いて腸を健康な状態に戻す治療を行います。
最後に
現代のストレス社会において、少しでもストレスを抑えたり、予防することが必須となってきているのではないでしょうか。セルフケアをし、日常の生活におけるメンタルヘルスをしっかりと自分自身でコントロールできるようにぜひ、『文部科学省後援こころ検定』を勉強してみませんか?
新しいことを始めたりチャレンジすると大変なこともありますが、続けたら良いことが待っていると思います。自信をもって前向きに新生活を頑張ってほしいと思います!
参考
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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