あなたはどれくらい働いていますか

当サイトではこれまで、ご自身の働き方を見直していただく機会になれば、ということで「職場のメンタルヘルス」や「気持ちよく働くために」という記事を各担当者が書いてきたのですが、チェックいただけましたでしょうか。
まだ、読んでいない、或いはご自身の労働環境に疑問を感じている、仕事に疲れた…という方はこの機会にご一読いただき、今後の参考にいただければ嬉しく思います(5分で出来るストレスチェックもぜひ!)。

さて、皆さんは月にどれくらい働いていますか?
わたしの友人(「あなたのほんとうの性別はなんですか?」にも登場)は、数年前までとある工場で月~土の毎日朝7時から夜10時まで働いていました。
彼は当初「残業代だけですごい給料がもらえる~♪」と言っていましたが、明らかにやつれていき、生気のない表情をしていくようになりました。
挙句、過労がたたり事故を起こすことに……。

それから、彼は残業のあまりない職場へ転職することを決意しました。
正直、わたしたちの年齢で転職するのはそれなりの勇気や覚悟がいるのですが、彼が自分の身体のことを一番に考えて決意してくれて本当に良かったと思います。
今ではご飯を美味しく感じるし、いろんなことに感動することが出来るとのことでした。

過労は脳・心臓疾患と強い関連性があり、過労死ラインは80時間とされています。
これは、発症前1ヶ月間に概ね100時間ないし発症前2~6ヶ月間に概ね月平均80時間を超える時間外・休日労働をしている場合、業務と発症との関連性が強いと評価されるものです。

前述の彼は1日14時間×6日×4週で176時間の時間外労働をしていたことになります。

所定労働時間の倍働くって疲労も蓄積して正常な判断もできなくもなりますよね……。

たまたま、彼は身体疾患が出なかっただけだと思っています。
あのまま働いていたら今頃どうなっていたのか……。

頑張って働く皆さんへ。生活のためにも働くことは大事です。

ただ、ご自身のためにも、ご家族のためにも、働き方を一度見直してみませんか。

参考資料

厚生労働省HP 過労死等防止啓発パンフレット

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku-Kantokuka/0000138040_1.pdf


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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