職場のメンタルヘルス

突然ですが、あなたは健康ですか?

体が健康であっても、こころが疲れてしまっていたらどうでしょうか。

それは本当の健康といえるのでしょうか?

WHO(世界保健機関)は、社会的・身体的・精神的すべて健全である場合に、真の健康と定義しています。

現代はストレス社会ともいわれており、残念ながらこころを病んでしまう方も多くいらっしゃいます。

それに至るまでにはさまざまな背景が考えられますが、中には職場のストレス(過労やパワハラ、人間関係等)によってもこころを病んでしまうといったこともあります。

厚生労働省では、労働者の心身両面にわたる健康づくりを推進するためのTHP「トータル・ヘルスプロモーション・プラン」への取り組みを推奨しています。

THPは、事業者が中心となり、個人の生活習慣を見直し、継続的で計画的な健康づくりをすすめることで、 働く人がより健康になることを目標にしています。

THPの具体的な内容としては、産業医が健康測定を行い、その結果に基づいて運動指導、保健指導、メンタルヘルスケア、栄養指導を各担当が連携しながら従業員の健康保持増進に関わっていきます。

その他、EAP(従業員援助プログラム)というものがありますが、これは、従業員の心身の健康の回復はもちろん、業務パフォーマンスを維持・向上させ、間接的に企業の利益を上げるといった狙いがあります。

また、平成27年12月から労働者の心理的負担を軽減するため、毎年1回、ストレスチェックを全ての労働者に対して実施することが義務付けられました。

※従業員50人未満の事業者については努力義務。契約期間が1年未満の労働者や、労働時間が通常の労働者の所定労働時間の4分の3未満の短時間 労働者は義務の対象外

厚生労働省の「こころの耳」HPには、個人でできる「5分でできる職場のストレスセルフチェック」がありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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