カウンセリングの中心はクライエント

前回、「面接技法」で、カウンセリングってどんなことをするのか、ということを書きましたが、今回の「カウンセリング技法」では、心の問題を抱えるクライエントに対してどのような方法で援助していくのか、書きたいと思います。

クライエントに対する援助は、インテーク面接を終えて、カウンセラーがカウンセリング方針を決めて一方的に進めていくのか、というとそうではありません。

カウンセラーは、インテーク面接で得た情報をもとにクライエントの抱える問題についてのカウンセリング方針や治療方法を計画し、それをクライエントに提案します。

そしてクライエントが選択するという過程を経て、初めてカウンセリング契約が結ばれるということになります。

援助における選択をするのはあくまでクライエントであり、カウンセラーはその選択のサポート役として、専門家としての知識や技術を提供していきます。

ここで大切なのは、クライエントの問題の解決に最も効果的な方法=心理療法を選ぶことです。

心理療法には、精神分析、認知行動療法、来談者中心療法、ゲシュタルト療法、交流分析、家族療法、箱庭療法、遊戯療法、ナラティブセラピー、臨床動作法など、その種類は100種類以上もあるとされています。

「カウンセリング技法」ではその様々な心理療法について学んでいきます。

前回、カウンセリングの基本は、“カウンセラーがクライエントの話を聴くこと”と書きましたが、その方法をとっているのがC.Rロジャーズが提唱した来談者中心療法になります。

ロジャーズは、クライエント自身に解決する力が潜在的にあり、カウンセリングによってそれを引き出すことによって、クライエントが自分自身を見つめ直し、今まで気づかなかった内面を知ることができると考えました。

この療法はクライエントが中心となる方法であり、日本におけるカウンセリングの基本となっています。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!