早いもので2022年の年明けから1ヶ月が経ちました。
なかなかコロナウイルスがおさまる気配を見せず、不安をお持ちの方も多くいらっしゃるかと思いますが、子どももちょっとした環境の変化に敏感です。
以前「【再アップ・一部改変】子どもへのケア」をアップしましたが、今回は、子どもへの関わり方についてお伝えします。
子どもはストレスによる不安から、かんしゃくを起こしたり、暴力的なふるまいをしてしまったりすることがあります。
また、なかなか親から離れなかったり、赤ちゃん返りしたりすることがあります。
そのような時、どのように対応すればよいのでしょうか。
イライラからの衝動行動(兄弟げんか、物に当たる、暴言・独り言が増えるなど)
- 発散できる場所や方法を教えます
室内での身体を使った遊び、安全な場所での運動等 「みんなで遊ぼう」https://blog.goo.ne.jp/torrino_hito - 見通しを立てます
いつごろ行けるようになるか、カレンダーで示す等
漠然とした不安からの行動(まとわりつく、ゆびしゃぶり、おねしょ等の退行症状、眠れない同じことを何度も聞く、ことばが出にくくなる嫌われたと思って親のそばに寄り付かなくなる等)
- 親が不安を解消します
相談したり、子どもへの対応を学んだりして自分自身のストレスを軽減しましょう。 - 具体的な安心感を与えます
大人がしっかり守っていると安心させてましょう
例)お留守番の子には、職場から定期的に電話する。帰ってきたら、家事よりもまず子どもの話を聞く。予防をして安全に、「抱っこ」や「読み聞かせ」など子どもが満足できる時間を作る。
家庭ですごす期間の子どものストレスとその対応―保護者・教職員向け― より一部引用
子どもが抱えている不安に対しては、まずは気持ちを受け止めることが大事です。
子どもが自分から話しやすい環境をつくり、話を途中で遮らず、否定せず、話してくれた気持ちを尊重しましょう。
就学前の子どもや低学年の児童は言葉で伝えることよりも行動にして表すことが多いため、日ごろから子どもの様子を観察しておくことも望ましいですね。
【参考】
- 家庭ですごす期間の子どものストレスとその対応―保護者・教職員向け―
https://www.waseda.jp/fedu/edu/assets/uploads/2015/09/0e392fcd7091b47ec96d04a9c0006c0b.pdf - 早稲田大学教育学部 教授 本田恵子 (アクセス日:2022/02/03)
- 文部科学省 学校における子供の心のケア-サインを見逃さないために― 第2章 心のケアの進め方
https://anzenkyouiku.mext.go.jp/mextshiryou/data/seikatsu07.pdf (アクセス日:2022/02/03)
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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