秋の紅葉の心理的効果とは?

今年の秋は全国的に平年より気温が高かったですが、突然冬がやってきましたね。東京都心では、最高気温が100年ぶりに11月の記録を更新する27.5℃の夏日だったのが急に朝晩の最低気温が5.9℃(本記事執筆時点)と、ここ一週間で約22度も気温差があります。例年以上に体調管理に気をつけていただきたいです。

紅葉シーズンがはじまります

東京近郊の山では、もうすぐ紅葉シーズンを迎えます。紅葉狩りに行くという方も多いのではないでしょうか。

寒い地域はすでに落葉しているところもあるようですが、他の場所で紅葉を楽しむのもいいかもしれませんね!

以前「秋は紅葉を観たくなる」でもお伝えしましたが、紅葉シーズンが本格的になる前に、紅葉がもたらす心理効果をみなさんにお伝えしたいと思います。

赤色や黄色がもたらす心理効果

真っ赤に染まるモミジや、美しく輝く黄金色のイチョウ並木など、鮮やかに色づく秋の紅葉を満喫できますが、そのモミジやイチョウの赤や黄、オレンジなどの暖色系の色は、交感神経に作用するといわれており、実際に赤色を見続けていると体温や血圧が上昇するという実験結果も出ているそうです。

また、赤は気分の高揚や元気になるという心理作用があり、美しい紅葉を観て癒されるということに加え、こころも身体も元気になったり、ポジティブな気持ちになったりするので、それが紅葉を観に行きたくなる気持ちを起こすのではないのでしょうか。

美しい風景を見ることでストレス軽減が期待される

日常生活でストレスや不安はつきものです。鮮やかに色づく秋の紅葉など美しい風景を見ることにより、脳内の前頭葉が活性化されて、幸せホルモンである「セロトニン」の分泌が促され、ストレスが軽減されます。

セロトニンの分泌は、リラックス効果をもたらすともいわれています。またセロトニンの抗重力筋を高める作用で、肌のたるみやシワの予防など、アンチエイジングの効果もあるといわれています。

最後に

秋は散歩に行ったりドライブに行ったりするなどして紅葉の美しさをゆっくり楽しむことをおすすめします!しかし「服装」に注意が必要です。標高が低い山でも天気が急に変わったり、夕方になると急に冷え込んだりするので、しっかりと防寒対策等をし、紅葉の一番美しい時期に足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考文献

【以下記事から再掲・一部改変】

  • こころのサイエンス/秋は紅葉を観たくなる

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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