知っているようで忘れている血液のはなし

暑かった夏もそろそろ終わりますが、皆さんはこの夏を満喫されたでしょうか。
あっという間にお盆も過ぎてしまいましたが、8月21日は「献血の日」でした。
今回は献血の日にちなんで血液についてお伝えしたいと思います。

【血液のしくみとはたらき】

血液は赤血球、白血球、血小板、ホルモン、栄養、老廃物、熱、酸素以外の気体を運ぶはたらきをもっています。
全身を流れる血液量は体重の約1/12~1/13(約8%)といわれており、成人女性(52㎏)の場合約4ℓの血液が体内を巡っています。
このうち体内の血液の20%が一度に失血すると出血性ショックが起こり、30%以上の失血の場合、生命の危機状態となります。
人間の血はヘモグロビンと酸素が結合することによって赤くなりますが、イカやエビの血はヘモシアニンと酸素が結合することで青くみえるそうです…!

【血液型の分類】

血液型の分類として有名なものにABO式血液型があります。
これは、よくいうA、B、O、AB型にわける方法です(血液型占いでよく見かけるやつですね)。
日本人の血液型の割合はA型が約40%、O型が約30%、B型が約20%、AB型が約10%といわれています。
その他に有名なものとしてはRh血液型といわれるものがあります。
ざっくりいうと血液の中にD抗原があるかないか(+か-か)で区分されます。
日本人はこのRh(-)の血液をもつ人は200人に1人です。
さらにAB型でRh(-)の血液型の人は2000人に1人ともいわれています。

現在、コロナウイルス感染症の再拡大などの理由により医療機関への血液の供給量に比べ献血数が不足しているそうです。
当編集部でも以前献血をよくするメンバーがいたのですが、献血回数によって記念品をもらえたりするようでした。
筆者が以前行った献血ルームでは飲み物やお菓子を食べられたり、映画を観られたりしていました。
期間によってはアニメやアイドルのノベルティなどもいただけるようです。
皆さんもこの機会にぜひ献血されてみてはいかがでしょうか。

【参考書籍・参考サイト】


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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