この季節、低温やけどにご注意を!!

だんだんと寒くなってきて、外出時だけでなく室内でも防寒対策が必要になってきましたね。筆者も先週リビングにコタツをだし、エアコンで部屋を温めるようになりました。しかし、こういった保温、暖房器具や防寒グッズを使用する上で気をつけておきたいのが『低温火傷』です。今回は低温火傷の特徴や対処法などをご紹介させていただきます。

低温火傷とは?

低温火傷とは44〜50℃程度の低温のものに、長時間接触することで生じる火傷のことをいいます。低温火傷は人間だけでなく、犬や猫などのペットにも起こります。

低温火傷はなぜ起こるのか?

低温火傷は、短い時間では問題のない程度の温度が、長時間接触している部分に作用することで起こります。自覚症状が現れにくく、気づかないうちに皮膚の奥まで損傷するため、高温や短時間で起こる火傷よりも重症化しやすいといわれています。

低温火傷になりやすい状況と注意点

  • 電気ストーブやこたつなどの暖房器具

長時間つけっぱなしで使用せず、ある程度温まったら切るようにしましょう。オフタイマーなどを活用するのもいいですね。

  • 貼るタイプの使い捨てカイロ

カイロのパッケージ等に書いてあるとおり、肌には直接触れないようにしましょう。かならず衣服の上から貼るようにしましょう。

  • 湯たんぽ・電気毛布(電気あんか)

寒い冬の夜を暖かく過ごすために、布団に湯たんぽや電気あんかを入れたまま就寝する方もいるでしょう。しかし、就寝中に体が湯たんぽや電気あんかの熱に触れ続けると、知らぬ間に低温やけどになる危険性があります。

もし低温火傷に気づいたら

痛みや赤みがある場合は、10~30分くらいかけて、流水を直接患部にかけて冷やし炎症を抑えましょう。また、水ぶくれができている場合は潰さずそのままにしましょう。潰した跡から雑菌が入り込んでしまうと、症状が悪化する危険性があります。患部の状態がひどい場合は、放置せずにすぐに病院を受診しましょう。

暖房器具を使う際には低温やけどに気を付けて暖かく冬を過ごしましょう。

参考HP

著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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