よく噛んでしっかり飲み込みましょう~誤嚥に注意~

あの寒さが嘘のように気温が上がり、衣替えも間に合っていない今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

お正月に「もちに注意!」という記事を書き上げ、窒息に関して注意喚起をしたのですが、自分自身がまさかの体験をしたので自戒の念を込めて今回の記事を書きたいと思います。

数日前、スマートフォンをポチポチしながら寝転がり、硬めのグミを食べていたところ(絶対に真似しないでください)急にのどに違和感を覚え、すぐさま激しいせき込みと窒息感、吐き気などのよくわからない状態に陥り、ひたすら数分間もだえるという体験をしました。

おそらく気管にグミが入り込んだために、そのむせが出ていたのだと思います(喉頭流入かもしれません)。

食べ物が口に入ると食道から胃へと運ばれます。
通常、気管の入り口のフタは閉じているのですが、何かしらのきっかけで気管のフタがあいていた時に食べ物や飲み物、つばなどが気管に入り込んでしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。

気管に異物が入った場合、気管に入らないようにするための反射(激しいむせ)が起こります。

このむせが重要なのでしっかりとむせることが大事であり、まずはこの異物を取り除くことが必要となります。
肺に異物が入ってしまうと細菌が繁殖し、誤嚥性肺炎を招いてしまうことにもなってしまいます。

特に高齢者の肺炎のうち、80%が誤嚥性肺炎というデータもあります。
皆さんはそのようなことはないと思いますが、正しい姿勢でよく噛んでしっかりと飲み込んでくださいね。

【参考サイト】

おくちでたべる.com 第22回 食事中のムセ込みはなぜ起こる!?
昭和大学歯科病院 口腔機能リハビリテーション科
http://www.okuchidetaberu.com/colum/no22.html

nestle health science 栄養お役立ち情報【医療従事者監修】誤嚥ごえんとは?誤嚥のサインや原因・リスク対策を図で解説
https://nestle.jp/nutrition/product/isocal/knowledge/malnutrition/006/


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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