新生活のストレス~五月病の原因~

前回「五月病」に関する記事をお届けしました。
★「何もやる気がおきない…?もしかして「五月病」?

五月病の原因として新生活のストレスが原因です。
新入生、新社会人の五月病の大きな原因として、新しい環境に適応できないことがあげられます。
適応に関する記事はこちらをご覧ください。

特に、初めて一人暮らしをする人にとっては、生活がこれまでと大きく変わります。
掃除、洗濯、炊事など、これまで家族に頼っていた身の回りのことをすべて自分でやらなければなりません。

“洗濯物をしなくては”、“部屋の掃除をしなくては”、“電車の通勤ラッシュが辛い”などほんの小さなストレスの積み重ねで、大きなストレスに感じてしまうことも多いようです。

想像していた生活と現実とのギャップについていけないことが原因のひとつのようです。
4月のうちは新しい生活に夢中で過ごしているのですが、少しずつ生活になれてひと段落した5月頃になると、気が緩み、五月病の症状が現れはじめるそうです。

五月病を、単なる一時的なものと簡単に考えてはいけません。
長引くとうつ病へ移行する可能性もありますので、早めに対処するようにしましょう。

前回は、周りの人へ相談する対処法をお伝えしました。
今回は食事を変えてみることで、ストレス解消に効果が期待できる栄養素をご紹介します。

  • カルシウム…「イライラする時はカルシウム不足」と言われるように、カルシウムには神経の興奮を抑え気持ちを安定させる効果があります。(食品:牛乳、小魚)
  • マグネシウム…神経の正常な働きを保持したり、カルシウムを吸収するために必要。とくにストレスがたまるとマグネシウムの吸収が悪くなるので積極的に摂りましょう!(食品:大豆、ナッツ)
  • ビタミンB郡…ビタミンB群には抗ストレス作用があり、特にビタミンB1は神経疲労を軽くする効果があります。(食品:豚肉、ウナギ)
  • ビタミンC…ストレス解消に効果的。フルーツの爽やかな香りは食欲増進にも効果があります。(食品:パパイヤ、オレンジ、イチゴ)

ストレスを感じた時には、これらの食品を積極的に摂るようにしましょう。食生活の乱れも五月病の原因の1つのようです。

また、ストレスを自ら予防する為に、ぜひ「文部科学省後援こころ検定」の受検勉強をしてみてください。
2~4級は次回申込が6月3日(月)~6月28(金)18:00までとなっています。
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詳しい申込条件はこちらをご覧ください。

誰もが学び、実践できる“こころ(心理学)のリテラシー(能力)教育”を目的とした「文部科学省後援こころ検定」の受検を推奨します。

試験勉強を通じて、メンタルヘルスについての知識やストレスへの対処行動を身につけましょう!


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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