「敏感すぎる人」

あなたは「敏感すぎる人」になって苦しくなっていませんか。

「敏感すぎる人」「繊細さん」という言葉を聞いたことはありませんか。

感受性にとても優れて、場の雰囲気や相手の気持ちを上手に察することができる人です。

魅力的な人ですよね。ですが、敏感すぎることが自分を苦しめることもあるのです。

敏感過ぎる人は、相手の気持ちや状態をその本人以上にわかってしまうことがあり、つい自分よりも相手を優先してしまうことが多いのです。

「あの人が大変だから、力になってあげたい」と思う気持ちは人として素晴らしいことです。
ですが、力になってあげる「自分」の状態はどうでしょうか。

「私は大丈夫!」と言ってないがしろにしていませんか。これは悲しいケースです。

本当は心も疲れているのに「あの人の方が大変だから」と頑張ったり、本当は余裕がないのに「この仕事をしないと、必要とされなくなる。」と恐怖感から無理をしたりしています。

自分より他人やその場の状況をつい優先してしまうとき、意識は外を向いていて、自分のことはまったく見えていないのです。そして、自分の心が疲れていることにも気が付かないのです。だって「あの人の方が大変そうだから」になっているからです。

あなたの長所「場の雰囲気や相手の気持ちを上手に察する」が短所に変わってしまうのは勿体ないです。
自分を大切にして、できた余裕で大変な方の手伝いをする。その余裕でする手伝いが、相手の方も心地よく受け取りやすいのではないでしょうか。

 敏感すぎる人は「他人軸」で生きている方がほとんどです。「自分軸」で敏感すぎる感覚を長所にして素敵な敏感すぎる人を目指してみましょう。

★「とても敏感な子どもたち―HSCを知っていますか?

【参考文献】

マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法        著者:根本 裕幸ほか 出版:日本能率協会マネジメントセンター 初版


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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