以前、HSPとは?という記事をアップしたのですが、人よりも繊細な心を持った方(敏感な方)についてのお話でした。
今回は、その子ども版についてのお話です。ぜひ、ご興味のある方はご覧ください。
HSCは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の頭文字をとったもので、その名のとおり(生まれつき)とても敏感な感覚的な感受性をもった子どものことをいいます。
HSPと同じく病名ではありません。
HSP・HSCの特性については前回の記事でざっくりとお伝えしたので、今回はそんなHSCの子どもたちへの接し方について調べてみました。
HSCの子どもは観察眼にとても優れていて、自分のことよりも他人の気持ちを深読みしてしまい、気疲れし、傷つきやすいという面があります。
HSCの子どもと関わるときのポイント
- 子どもの気持ちや感覚を否定しない(子どものあるがままを受け止めましょう)
- 過度の干渉をしない(子どものやり方を尊重しましょう)
- 無理強いをしない(子どものペースでさせましょう)
- なにか急なことをさせる時には状況を説明して、子どもが納得してから(急な予定変更は混乱してしまいます)
- 怒ったままにしない(怒ったあとのフォローが大切です)
「PHPのびのび子育て 傷つきやすい子、敏感な子の育て方」をもとに作成
周りの大人がHSCへの正しい理解をしていないまま、頭ごなしに怒鳴ったり否定してしまうと、子どもはさらに傷つき、これをしてしまうとまた怒られてしまうのではないかと自分に自信が持てなくなることもあります。
その経験を引きずったままだと、さらに生きづらさを抱えることにもなってしまいます。
ちょっとこの子は繊細かな、と思う子がいればさりげなくフォローできるといいですね(私も含め)。
参考
PHPのびのび子育て 2021年3月号 傷つきやすい子、敏感な子の育て方
株式会社 PHP研究所 2021
HSPスペシャルネット講座 第一回 十勝むつみのクリニック 長沼 睦雄
http://mutsumino.info/ppt/weblesson_3002.html
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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