条件付けについて~古典的条件付け編~

学習心理学の“学習”とは、生まれてから後の経験や訓練による行動の習得をいいます。

梅干しやレモンを見たり、それを食べている人がすっぱさで顔をしかめているのを見て、自然と唾液が出てきたりしたことはないですか?これは学習による条件反射の1つなのです。

心理学では条件付けともいうのですが、心理学を勉強していると、一度は耳にしたことがあるかもしれません。条件付けは、人や動物に対して、一定の操作により特定の反射や反応を引き起こすよう学習させることで、有名なものに古典的条件付け(レスポンデント条件づけ)とオペラント条件付けがあります。

今回はこの古典的条件付けについて書きたいと思います。

古典的条件付けは、パブロフの犬の実験(犬に餌を与える前にベルの音を鳴らすことで、次第にベルの音を聞くだけで唾液を分泌するようになる)が元となった理論です。

無条件刺激(餌)の前に中性刺激(ベル)を与え、中性刺激、無条件刺激の順で無条件反射(唾液分泌)を引き起こすことを繰り返すと、無条件刺激を省略しても中性刺激のみで条件反射(唾液分泌)を引き起こすようになるという現象のことを古典的条件付けといいます。

梅干しの例でいうと、梅干しを食べる(無条件刺激)→梅干しを見る(中性刺激)→唾液がでる(無条件反射)」を繰り返すと、梅干しを見る(中性刺激)だけで唾液がでる(条件反射)というように条件付けが成立しているのです。

この古典的条件付けは、行動療法という分野に応用されており、主に、恐怖症や依存症の克服に利用されています。

依存症などで、飲酒やたばこ、薬物、過食などをやめさせるために不快な反応を生じさせる嫌悪療法という療法があります。例えば、アルコール依存症の人が、抗酒剤か催吐剤を飲用し、その後でアルコールの臭いを嗅いでもらうことによって、吐き気とアルコールが古典的条件付けになり、アルコールに対して苦手なイメージを抱くようになります。

他にも、子どもの好き嫌い改善などにも利用されていて、身近なところで条件付けが活用されています。

 

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