[行ってみた]心理療法に触れて個人的に思うこと 番外編

以前、心理療法の研修にいった記事を書いたのですが([行ってみた]心理療法に触れて個人的に思うこと 前編後編)、今回は番外編を書きたいと思います。
ぜひ、お時間のある方はお付き合いくだれば嬉しいです。

以前の記事で、心理療法は受ける側に大変な負担がかかるということを書き連ねたのですが(個人的感想です)、やっていて楽しかったと思える療法がありました。
それは箱庭療法です。
箱庭療法とは57×72×7㎝の箱に敷きつめられている砂の上にミニチュア玩具を自由に置いていき、自分の内的世界を投影させていくものです。
★「遊戯療法とは

箱庭療法については素人なので、解釈の仕方もなにもわからないからこそ自由に自分の好きなように表現することが楽しかったです。
イレギュラーとして、3人で1グループを組んで表現するように指示があったのですが、わたしのいるグループは「火山大爆発」がメインテーマであり、火山の上に大きなヒトデがいて爬虫類が海面にうようよいる、なぜか人間はいないのに人工物である橋が存在する―というような芸術作品が出来上がりました。

講師は、このグループは感覚型人間が多いねーとおっしゃっていました(感覚型とはその対象自体になにも価値づけしないということ、五感で感じたあるがままをそのまま表すタイプのことです)。
箱庭療法では火山を置いたからといって「火山」自体にその解釈はしないそうです。
あくまでも全体として作品をみて解釈していくとのこと。

砂を扱うことについては、箱庭療法といったかしこまったものだけではなく、普段の砂遊びでも十分だそうです。
砂は触るだけで浄化作用があり、心理的に安心安全の土台となります。
ただし、昨今、砂場の砂には菌がいるとの調査報告もあり、砂場の砂に触ることに懸念される方もいらっしゃいます。
この猛暑の中、わざわざ公園まで行くのも躊躇します。

そこで、わたしは100円ショップでタライと遊び用の砂を買ってきて、モヤモヤイライラしている時には砂を触って物体をつくり、そして思いっきり壊しています(壊すのも重要ポイントです)。
たまには童心にかえって遊んでみるのもいいかもしれません。

P.S.砂に触れた後はきちんと手洗いをしてくださいね。


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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