アイスクリームとコーンがコラボしたきっかけをご存知ですか

夏の日差しが厳しくなるにつれて、絶対に外せないものがアイスクリーム。
冷凍庫の必需品として、必ずと言っていいほど入っているものではないでしょうか。

ちなみに、我が家ではコーンタイプと棒付きタイプが入っています。

アイスクリームは古代、お菓子としてではなく疲れた体を元気にする「健康食品」として利用されていました。形状はシャーベットのようなものだったそうです。

20世紀ごろのアイスクリームは、器に盛られナイフ、フォーク、スプーンを使って食べるのが常識とされていました。高級品とされていたことがわかります。

そのアイスクリームが、1904年ミズーリ州で行われた万国博覧会でアイスクリーム業界に革命を起こしました。

その年はとても暑く、万博会場でアイスクリームは飛ぶように売れ、すぐに食器が無くなりました。

隣でウエハースを薄くしたようなワッフルを焼いて販売していた、アーネスト・A・ハムウィの売れゆきはよくありませんでした。
そこで皿の代わりに自店の売り物であるワッフルを、アイスクリームを入れる容器として使えるよう、ワッフルをロール型にして売ることを申しだしたのです。
器までも美味しく食べられ2種類のものが味わえる。その盛況ぶりが目に浮かぶようです。

食器で食べることが通常だったものが、いまでは「コーンにしますか?カップにしますか?」とどこかのアイスクリーム店のようにコーンも定番になっています。
常識を書き換えた瞬間でもあったのではないでしょうか。

人は数多くの発明をしてきましたが、その中には偶然の出会いによって生まれたものもあります。

このアイスクリームとコーンがその一つです。今、あるものに何かを足すことでより良いものになることの一例だと思います。

【 参考文献 】


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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