抗体って何?―免疫のお話―

また新型コロナの感染者数が増えだしましたね。

一時期感染者数が減ったので、夏を過ぎるころには収まっているだろうと思っていましたが、逆に増えてきてインフルエンザの感染の恐怖ともWで闘わないといけない状況となっています。

新型コロナの予防策は、インフルエンザの予防にもなるといわれているので、今後も続けていきたいと思います。

自分自身でも対策をしっかりしたいですが、やはりみなさんも気になるのではないでしょうか?

新型コロナのワクチンについて

最近アメリカの製薬会社が開発中の新型コロナワクチンが臨床試験で90%以上の有効性を示したと発表しました。

日本は、アメリカのモデルナ社から、5000万回分のワクチンの供給を受けることで合意しているとのことで、供給されるのも近いのではないかと期待が高まりますね。

新型コロナのワクチンは、まだまだ先の話ですが、今の季節になると、インフルエンザの予防接種を受ける方も多いのではないでしょうか?

新型コロナが流行する中で、抗体検査や、本当かウソか確かなことは分かりませんが、新型コロナは一度かかると抗体ができるから、一度かかるとかからないとか…耳にしました。

抗体とは?

抗体は、毒素を無毒化したりウイルスや細菌を攻撃したりする特殊なタンパク質で、病原体と出会ったB細胞が病原体に対する抗体を作っています。

(B細胞については「笑って免疫力をあげよう」 を参照ください)

あらかじめ病原体に対する抗体を作っておこうというものがワクチンなのです。

ワクチンは、死んだり無毒化した病原体から作られています。

ワクチンを接種すると、ワクチンに反応して抗体が作られます。

新たに病原体が侵入すると大量の抗体が作られ、感染症を防ぐという仕組みになっています。

私はインフルエンザの予防接種をした後、発熱したことがあり、中には副作用が出る人もいるようです。

副作用が心配な方は医師に相談して打つようにしましょう。

新型コロナのワクチンも打てる日が早く来てほしいですね。

参考文献

BBCニュース「米モデルナのワクチン、有効性95%の初期結果 新型ウイルス」2020年11月17日 https://www.bbc.com/japanese/54969537

松村讓兒監修「なぜ?」からはじめる解剖生理学」株式会社ナツメ社発行


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この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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