児童・生徒と教職員、児童・生徒同士、また教職員同士等、さまざまな人間関係で必ずストレスの負荷がかかります。
これから、それぞれの「文部科学省後援こころ検定」の活用例をご紹介します。
<児童・生徒と教職員>
学校教育は、教職員と児童・生徒との人格的なふれあいを通じて行われるものであることから、教職員が心身ともに健康を維持して教育に携わることができるようにすることがとても重要なのです。
また、児童・生徒に対する影響だけでなく、教職員自身にとっても、意欲的に職務に取り組み、やりがいを持って教育活動を行うことが重要です。
そこで、「文部科学省後援こころ検定」の試験勉強を通じて、一人ひとりにこころのリテラシー(能力)を持たせることが、メンタルヘルスに有効な手段です。
<児童・生徒同士>
児童期、思春期の特性の問題をこころの教育によって、健全なこころの成長へと促すことで、今抱えている問題や自分自身の生き方等を客観的に見られます。
自分自身の成長を助け、これから社会へ出て行く中での葛藤や苦悩を解決する手助けとなるよう「文部科学省後援こころ検定」受検を推奨します。
<教職員同士>
教員は、同僚の教員に対して意見等を言いにくいことがあり、言いたいことが言えない雰囲気が、ストレスの原因になっていることもあります。
また、自分たちの指導等にあまり干渉されたくないという気持ちがあり、職場における人間関係が持ちにくい場合があります。
職場での良好な人間関係が十分に形成されず、対人関係上のストレスがある場合には、職場において孤立するようになり、職場における業務やコミュニケーションについて、うまく対応できない状況が生まれやすいのです。
職場での教職員間のコミュニケーションに対して苦手意識を持つようになったり、上司や同僚に悩みを相談しづらいと感じるようになったりして、職場での人間関係が十分形成されず、メンタルヘルス不調になる場合があります。
また、教諭等については、校長等との人間関係が原因となって、メンタルヘルス不調になる場合もあるのです。
対策としては、教職員本人によるセルフケアに対する意識の向上があげられます。
教職員自身が、自分を客観視し、安定した気持ちで仕事ができるようメンタル面の自己管理に努めることや、自分自身のストレスに気づき、これに対処する知識や方法を身につけることが重要です。
「文部科学省後援こころ検定」は一般の方すべてに“こころ(心理学)のリテラシー(能力)”を学べる環境を整え、科学的根拠に基づくこころのメカニズムの理解、そして知識として身に着け生活に役立てるものです。
以下にあげるメンタルヘルス不調の初期症状が現れたら注意してください。
(メンタルヘルス不調の初期症状の例)
・身体面では頭痛、腹痛、めまい、吐き気、不眠等。
・行動面では、遅刻、欠勤、早退等。口数が少なくなることや、職員室にあまり戻らなくなること、仕事の能率も落ちてくることもある。
・精神的な面では、情緒が不安定になることや、今までより意欲が低下すること、自己評価を下げる発言が増えるようになることなど。
出典:文部科学省 教職員のメンタルヘルス対策について(最終まとめ)P16より
メンタルヘルスで重要とされる教職員同士でのスムーズなコミュニケーションが行われる環境づくりが大切です。
その最良なコミュニケーションを生み出すのも“こころ(心理学)のリテラシー(能力)”なのです。
そこで、誰もが学び、実践できる“こころ(心理学)のリテラシー(能力)教育”を目的とした「文部科学省後援こころ検定」の受検を推奨します。
試験勉強を通じて、メンタルヘルスについての知識やストレスへの対処行動を身につけましょう!
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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