前回、「メンタルケアカウンセラー」の資格講座についてご紹介する記事を投稿しました。
★前回の記事「メンタルケアカウンセラーの通信講座を受けるのにおすすめしたい人はこんな人!」
今回はそのときにもチラッと紹介した「メンタルケア心理士」の資格講座についてお伝えします。
メンタルケア心理士ってなに?
「メンタルケア心理士」をご存じでしょうか。
この記事を読んでいただいている方の中にはもう既にある程度の知識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
「メンタルケア心理士」は、メンタルケアに関する資格の中でも中級レベルの民間資格です 。
表の中でも臨床心理士は指定の大学・大学院を卒業しなければ試験を受験することができません。
一方でメンタルケアカウンセラー・メンタルケア心理士・メンタルケア心理専門士は大学に通わずとも通信講座で資格取得することができます。
メンタルケア心理士の資格講座では、カウンセリングも実践編となり心と体の関係性つまり心身相関に関するより具体的な知識を学んで、自分自身だけでなく他者(クライエント)に対して活用することを目指します。
また、メンタルケアカウンセラーがセルフケアだったり自分の身の回りの問題を理解するために活用できるのに対して、メンタルケア心理士は心理的な悩みを抱えるクライエントにカウンセラーとして関わることを目指す資格です。
メンタルケア心理士を活かせる場所がたくさんあります!
- 職場での活用
メンタルケア心理士の資格がどのように活用されているかというと、やはり人とかかわる仕事をしている方中心に資格が取られ、本業をしていく中で活用されることが多くあります。
人の話を聞く技術=カウンセリング技術はもちろん、病気に発展する前段階の症状や心理の知識を持っていることで、クライエントととのコミュニケーションに役立てられます。
メンタルケア心理士は特に、精神疾患の前段階である不安や予備軍症状の相談を対応領域としているので、メンタルケアカウンセラーよりも、臨床心理学基礎の知識と技術に基づいた相談に対応することができるようになります。
なお、メンタルケア心理士やメンタルケア心理専門士として相談を受ける場合であっても、相談内容やクライエントの状況によっては専門家(精神科医等)や地域自治体・行政との連携が必要ですので、何でもできるようになるわけではありませんので注意してくださいね。
メンタルケア心理専門士は、メンタルケア心理士で学んだ臨床心理学基礎の知識と技術の心理検査、発達、カウンセリング、家族、産業などの分野でどのように活用するかの応用を学習しますので、より具体的な活動へとつながるためメンタルケア心理士の資格を取った後にメンタルケア心理専門士の資格取得を目指す方も多くいらっしゃいます。 - 就職・転職
メンタルケア心理士もメンタルケアカウンセラー同様、履歴書の資格欄に記入することができます。
漢検や英検と比べてまだ認知が広がっていない分、面接時の会話のきっかけにもなるかもしれません。
なにより、積極性・専門性をアピールできるいいアイテムです。
一般大学では心理学が必修ですが、特別興味があったり学科・専攻でない限り資格を取ったり知識が身につくことは難しいのではないかと思います。
また、心理学と聞いてあまりピンと来ない方も、将来的にビジネス関係の資格を取るときに考え方の基礎となっている心理学の知識が役立ちます。
カウンセリングをしたい・悩みを紐解きたいという方以外にも取って損のない資格です。
最短4か月・最長8か月で2つの資格目標!メンタルケア心理士(R)通信講座はこんな方にオススメ
ここまでメンタルケアカウンセラーの資格を活かせる場面をご紹介しました。
次にどんな方にこの資格をおすすめしたいかお伝えします。
前述したとおり、メンタルケア心理士はメンタルケアカウンセラーと同様、人と多くかかわる環境にいらっしゃる方にオススメです。
看護師、教師、保育士はもちろん、カウンセラーとして活動したい、心と体の仕組みから心理学を学びたい、メンタルケアカウンセラーからステップアップしたい等の方にもオススメです。
メンタルケアカウンセラーの資格獲得におすすめな人はこんな人!
- 看護師・・・患者が抱える病の予備軍である初期症状に関する医学的な知識、カウンセリング技術
- 教師・・・生徒が抱える病の予備軍である初期症状に関する知識、生活習慣から不調のヒントを得る知識
- 保育士・・・児童の脳の発達や認知機能、コミュニケーション
- カウンセラーとして活動することを目指す人
臨床心理学やカウンセリングの基本を学びたい方おすすめ!精神医学基礎とカウンセリング基本技法をわかりやすく収録
配布内容
- テキスト3冊(精神解剖心理学、精神医学基礎、カウンセリング基本技法)
- 添削レポート
- 添削問題集+解答用紙(添削3回・補講問題1回、模擬試験1回分)
- 修了認定テスト 1回分
- DVD、 講義DVD8枚+ポイントグラフィックDVD3枚 計11枚
- 受講ガイド 1冊
- 質問用紙 5枚
- 返信用封筒10枚
メンタルケア心理士のテキストはメンタルケアカウンセラー資格講座のテキストと異なる点がいくつかあります。
まず、メンタルケアカウンセラーの資格講座ではテキストと復習ドリルが一体型になっていましたが、メンタルケア心理士の資格講座では復習ドリルは付かず、テキストと添削問題集に分かれています。
テキストは最大120ページほどの冊子が3冊と、メンタルケアカウンセラーの教材と比べると大幅にボリュームアップしているので、心理学カウンセリングに本腰を入れて学びたい方に大変オススメです。
またボリュームアップしている分、疑問や質問も多く浮かぶことも想定して、受講中に利用できる質問用紙と返信用封筒も付属します。
実践を目指すメンタルケア心理士の講座はテキストのみの学習ではカバーしきれない部分を計11枚のDVDでサポートするため、通信講座でも満足な学習が可能です。
より実践的な技術を学びたい方は、実技実践シリーズの講座も用意されています。
〈オンラインカウンセリング実技・実践プログラム講座 〉
メールカウンセリングを中心としたSNSカウンセリングも含む実技・実践講座。
80ページ弱のテキスト2冊の配布なので、メンタルケアカウンセラー講座よりも気軽に学習ができます。
★詳しくはこちら
〈カウンセリング実技・実践プログラム講座 〉
カウンセリングに関する実技・実践のため、テキストではなくDVDでの演習講座です。
こころ検定(R)(文科省後援)資格とは?
メンタルケアカウンセラーの資格ではこころ検定4級3級受験が可能でした。
対してメンタルケア心理士ではこころ検定2級が内容対応しており、2級合格と講座修了がメンタルケア心理士資格取得の必須条件です。
ではこの「こころ検定」とはなんなのでしょうか。おさらいしましょう。
こころ検定とは、漢検や英検と同様の民間資格です。
漢検は漢字の能力検定、英語は英語の能力検定なのに対して、こころ検定は心理学の能力を測る検定です。
こころ検定は4級、3級の中学卒業程度のものから始まり、2級、1級の大学卒業程度までレベル幅があります。
「メンタルケア心理士」に必要なこころ検定2級資格とは
メンタルケアカウンセラーは講座修了+資格試験合格で資格取得できたのに対して、メンタルケア心理士は講座修了+資格試験合格+こころ検定2級合格が必須条件です。
こころ検定2級の出題範囲は公開されているので、独学での受検も可能です。
また、こころ検定4級3級では専用テキストがあったのに対して、こころ検定2級講座ではメンタルケア心理士講座の教材と同じものを使用します。
ここで注意したいのは、こころ検定2級を取得していればメンタルケア心理士資格取得の申請は可能ですが、メンタルケア心理士の取得条件には先ほども述べた通りこころ検定2級合格の他にメンタルケア心理士講座修了も必須条件です。
つまり、こころ検定2級とメンタルケア心理士講座では同じ教材が使用されるものの、メンタルケア心理士講座を受講した方がこころ検定2級資格もメンタルケア心理士資格もどちらも取得できるということです。
これはメンタルケア心理専門士講座でも同様の仕様です。
最後に
ここまで「メンタルケア心理士」資格講座についてご紹介しましたが、どうだったでしょうか。
心と身体とは一生付き合っていくものなので、知識があるに越したことはありません。
知識や情報を得ることで自分も周りも救われることもあるかと思います。
メンタルケアに関する講座に少しでも興味がある方に新しい情報をお伝えできていれば嬉しい限りです!
★メンタルケア心理士資格取得のための講座お申込みはこちらから
★こころ検定2級
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
こころのサイエンス編集部の紹介はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @cocorokeninfo