今週末はクリスマス寒波が襲来するということで、そんな寒い時は家でぬくぬくして過ごしたいですよね。
筆者の家には冬の風物詩といわれるこたつがないので、こたつでアイス、こたつで鍋などこたつで過ごすことに憧れがあります。
たまに親族の家のこたつに入らせてもらうと、一歩も動けなくなる気持ちがよく分かります。
こたつの暖かさってどうしてあんなに幸せなのでしょうね。
こたつに入っているとついうとうとして寝てしまったことがある方も多いのではないでしょうか。
そして「こたつで寝ると風邪ひくよ」と起こされるのがよく見る光景のような気がします。
今回は、「こたつで寝ると風邪をひく」をテーマに書きたいと思います。
風邪をひく原因
- 上半身と下半身の体温の差
こたつに入ると分かると思うのですが、下半身はこたつの中に入っていますが、上半身はこたつの外に出ています。
そのままの状態で寝てしまうと、上半身と下半身の体温に差が出てしまいます。
その体温の差により体温調節を行う自律神経に乱れが生じ、免疫機能の低下につながります。 - 発汗・乾燥
こたつで寝ると体温が上がり、体温を下げようと汗をかきます。
経験がある方もいらっしゃると思いますが、こたつで寝て起きた後、汗でびっしょりになっているかと思います。
その汗で身体が冷えてしまい、風邪をひいてしまうのです。
その上、発汗で体内の水分が奪われるため口やのど、鼻が乾燥してウイルスが粘膜につきやすくなり、結果風邪をひいてしまいます。 - その他の影響
体温が上がり、大量の汗をかくことで脱水症状になり吐き気やめまいなどの体調不良を起こしてしまいます。
また血液中の水分量も減るため血流が悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまう危険性もあります。
幸せな気分にさせてくれるこたつではありますが、身体への影響を考えるとこたつで寝るのは止めた方が良いですね。
参考文献
- All About 健康・医療 2015年12月31日「こたつで寝ると風邪をひくのはナゼ?」
https://allabout.co.jp/gm/gc/300787/ - VENUSBED LIBRARY 2021.09.13「こたつで寝るのは危険!体に及ぼす影響とリスクを詳しく解説」
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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