1月に入り、とかく口を開けば「寒い!」しか言っていないような気がします。さて、こころのサイエンス編集部のある地方盆地帯でも数年に一度の大雪警報が出まして、20㎝の積雪となりました。要冷蔵食品も玄関に置いておけば問題なし。となると、ぬくぬくとした部屋から出られない(というか出たくない)という支障が出て、特にお風呂に入るまでの過程が長く、風呂場も寒いのに入りたくない…と悶々としています。
この暖房をガンガンにかけて温まっている状態で、冷たい風呂場やトイレに行くと寒さで血管が縮まり、そしてあったかいお風呂につかると血管が拡がり、血圧が大きく変わります。この急激な変化によって心臓に負担をかけてしまい、これが心筋梗塞や脳卒中につながるおそれがあります。高齢者の方は特に血圧を調整する機能が低下してしまいがちですので要注意です。
この「ヒートショック」から身を守るためには、なるべく家全体の温度を均等にする、脱衣所をあらかじめ温めておく、入浴時のお湯の温度は41度以下に設定し、浴槽につかる場合でも10分以内にすることなどが有効とのことです。浴槽から出るときもゆっくりと動いてくださいね。
また、ヒートショックによって意識を失うとそのまま溺死につながる危険性が高いため、家族に一声かけてから入浴することにより、万が一の事態が起こったときの早期発見が可能です。
これから2月にかけてますます気温が下がりますが、ヒートショックには気を付けながら癒しのお風呂ライフを過ごしてくださいね。
参考サイト
ヒートショックとは 日本医師会
http://www.kagoshima.med.or.jp/people/topic/2010/308.htm
STOP!ヒートショック ヒートショックを学ぼう!
アクセス日:2021/01/13
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