身近な心理学~ハロー効果~

4年に一度行われる統一地方選挙ですが、候補が各地で声を枯らしながら支持を呼び掛けていますね。
よく選挙応援演説に有名な方が駆けつけるのを見たり、テレビで見たことはありませんか?
実はここに心理学の“ある”効果が使われています。それは「ハロー効果」です。

ハロー効果とは?

ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に印象が引きずられて他の特徴についての評価が歪んでしまう現象のことです。
身近な例ですと、テレビCMで好感度が高い俳優さんが出ていると、そのCMの商品の印象がよくなったりということです。

ハロー効果には2種類あります

ハロー効果には、「ポジティブ・ハロー効果」と「ネガティブ・ハロー効果」の2種類があります。
例えば、偏差値の高い大学出身だから、仕事の能力も優秀だと思い込んでしまう。
逆に容姿に清潔感がないので、仕事もできなさそうだと思いこんでしまう。ということが挙げられます。

「ポジティブ・ハロー効果」とは、評価対象の目立った「良い」特徴に印象が引きずられて、評価対象を実態よりも良く評価してしまう心理現象で、「ネガティブ・ハロー効果」は、評価対象の「悪い」特徴に印象が引きずられて、評価対象を実態よりも悪く評価してしまう心理現象のことです。

ハロー効果を活用したマーケティング

マーケティングにおいてハロー効果を活用することができます。
例えばECサイトで「有名モデル○○さんも愛用」と書かれていて、商品の購入を決めた経験がある人も多いのではないでしょうか。よくECサイトなどで用いられるテクニックです。

最後に

身近に「心理学」が活用されているところがいっぱいあります。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、身のまわりには心理学の知識があふれています。
少しずつ身のまわりの事例をみつけて、心理学を楽しく学んでみませんか?

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参考文献

グロービス経営大学院 MBA用語集 「ハロー効果」
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11914.html


著者・編集者プロフィール

この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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