先日、家族でとあるドラマを見ていて、ドラマの中で5000万円を盗んだ犯人が逃走中に警察に追い詰められて、堪忍したのかビルの非常階段から盗んだ現金をばら撒くというシーンがありました。
ビルの下には通行人がいます。
もし皆さんが通行人だったらどうしますか?
ドラマのように歩いているところ、上から現金が降ってきたら拾うか拾わないか談義が家族内で繰り広げられました。
ドラマの中ではみんな上から降ってきた現金を拾っていました。
母は拾わない派で、私と父は周りが拾っていたら拾ってしまうよねという話になって、でもそのお金を使ったら窃盗になるから拾って警察に持っていこうという結論に至りました。
周りが拾っていたら拾うというように他の人がしているから自分も同じ行動をしても大丈夫だと思ってしまうのは集団心理が働いているからなのです。
今回は集団心理について書きたいと思います。
集団心理とは、簡単にいうと「みんなでやれば怖くない」という心理のことです。
誰もが同じことをしているのだから悪いことではないと思ってしまう心理が働いてしまうというもので、飲食店の時短営業で路上飲みが増加しているというニュースを見ましたが、これも集団心理が働いている例といえるでしょう。
「外なら集まって飲んでも大丈夫」「自分は若いから重症化しないから大丈夫」「他の人も飲んでいるから大丈夫」
集団心理に惑わされて、正しい判断ができなくなっていますよね。
いろいろ我慢している人達からすると、こういった一部の勝手な人達のせいで感染者が減らないんじゃないかと思ってしまいます。
去年の今頃は「来年のゴールデンウィークは旅行行けたら良いね」と話していたので、今年も自粛モードで残念ですが、来年こそは!!と前向きに、「みんな我慢しているから私も我慢する」の集団心理を働かせて、ゴールデンウィークを過ごしたいと思います。
参考文献
生活のはなし2017.02.17「仲間意識?「みんなでやれば怖くない」集団で行動する安心感」https://www.inc-reliance.jp/life/57265
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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