近頃、テレビを観ていて「児童虐待」「189」のCMをみかけることはありませんか?
当サイトにて、以前、児童虐待について「虐待を疑ったら189」の記事をアップしていますので、ご興味があればぜひご覧いただければと思います。
今回は、DVについてご紹介したいと思います。
DVは配偶者による暴力のことをいい、この暴力には身体的暴力、精神的暴力、性的暴力が含まれます。
※ここでの配偶者とは事実婚のパートナーや離婚後の元配偶者も含み、女性から男性への暴力も含みます。
身体的暴力はその通り、殴る、蹴る、髪を引きずるなど身体への暴力行為をさします。
精神的暴力とは、生活費を渡さない、無視をする、大声で怒鳴る、仕事を辞めさせる、友人や家族と会わせないなど、心理的に負担をかけるものです。
性的暴力とは、避妊をしない、性行為の強要などがあります。
DVは多くの場合、一定のサイクル(蓄積期→爆発期→ハネムーン期)が循環しているといわれています。
些細なことに怒りを覚えてすぐに機嫌が悪くなる(蓄積期)→暴力をふるうようになる(爆発期)→人が変わったかのように優しくなる(ハネムーン期)→(蓄積期)…というふうに繰り返されてしまうようです。
暴力をふるった後に、相手が急に優しくなり「殴ってごめんなさい」と言ったり、泣いて謝ったりすることによって暴力をふるわれた側も「昔の優しい頃に戻ってくれた」とつい思ってしまうことがあります。
そして暴力をふるう人から逃げられないのにはいくつか理由があります。
恐怖感や脱力感、経済的問題、子どもの問題のほかに「いつか優しかった頃に戻ってくれる」「暴力は自分のことを考えてくれているから」「暴力がふるわれるのは自分が至らないせい」という心理的な側面もあります。
もしも身近に配偶者からの暴力でお悩みの方がいらっしゃれば、自治体独自の相談窓口やDV相談ナビ(相談窓口)「#8008はれれば」や「DV相談プラス(チャット・メールでの相談OK)」、民間団体による一時保護施設などもありますので、ぜひ様々なところから情報を集めて信頼のできそうなところへ相談してみていただければと思います。
参考サイト
- 男女共同参画局 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/index.html
アクセス日:2020/11/10 - 配偶者からの暴力の被害者対応の手引
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/book/pdf/higaisyatebiki.pdf
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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