みなさんが次に働くとしたら、その職場に求める条件とはなんでしょうか?
休日数、賃金、人間関係…。なにを優先して働きますか?
これまでに筆者は様々な職場を転々としてきたのですが、中には「もう無理!」で辞めるパターンがあり、主に人間関係の躓きによるものでした。
筆者の場合、あまりに仕事(をはじめコミュニケーション)が出来なさすぎて、自己嫌悪に陥っている最中、目の前で同僚が上司へ「この人(筆者のこと)の代わりの人はいつ来るんですか」と言ったり、会社の忘年会にも呼ばれない、集団で無視される、上司からは「いつでも君の契約なんぞ切れる」と言われたり、と多々ありました。
数年後、やりたいこととある程度の資金も出来たので「さぁ辞めるぞ!」となると、先輩や同僚から「あの時はごめんね」と言われもしましたが「今更、何を」と…。
あの悩んだ時期がもったいなく感じました。
その後、あまり期待を持たずに転職すると教育やフォロー体制も万全でこんなにも企業によって違うものかと衝撃を受けた20代の春でした。
さて、この記事を読んでいる方の中には、もっとひどい思いをされている方や、努力してもなかなか仕事がうまくやれない、ツライなぁと思っている方もいるのではないでしょうか。
実際、「人間関係型のいじめ」で自殺に至ったケースや裁判で自殺と職場でのいじめとの因果関係を認める事例も多くあります。
令和元年度の労働相談件数のうち、民事上の個別労働紛争相談件数は279,210件で、そのうち、いじめ・嫌がらせに関するものは87,570件に上ります。
仕事が出来ないから、その人がダメなのではないです。
その職場や職種がその人に合わないだけということもあります。
そもそも「教育の仕方が下手・うまく機能していない」な場合もあります。
これまで様々な職場で、様々な人の去り方を見てきました。
身近に、近々職場を去るという方がいますが、その方が新天地では笑顔でいられることを願ってこの記事を終わりたいと思います。
★関連記事「職場内での不適応について」
参考サイト 参考資料
東京都TOKYOはたらくネット 職場の「いじめ」発見と予防のために
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/sodan/siryo/ijime-hakken/index.html
令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000643973.pdf
著者・編集者プロフィール
この記事を執筆・編集したのはこころのサイエンス編集部
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